高知海岸

南国工区 技術1
最先端の技術で保全施設を整備します。
1.南国工区の海岸保全施設
離岸堤… 海岸線から離してブロック等による構造物を設置し、その背後の波を小さくすることによってトンボロ(舌状砂州)を形成し、海浜の侵食を防止します。 離岸堤と緩傾斜堤(高知県高知市)
●離岸堤と緩傾斜堤(高知県高知市)
人工リーフ… 珊瑚礁のもっている消波機能等を人工的につくりだすもので、水面下にあるため海岸環境の保全と海浜利用の促進を図ります。 人工リーフ完成予想図
●仁井田地先人工リーフ完成予想図 [背景は高知新港完成予想] (高知県高知市)



長浜〜新居工区 技術2
最先端の技術で保全施設を整備します。

2.ヘッドランド(人工岬)工法の特徴
 ヘッドランドは、このような土砂供給のとだえた海浜を広域にわたって安定化させるのに有効で、以下のような特徴をもっています。

  • 長い海岸線をいくつかのポケットビーチに分割し、海浜を安定させることができます。
  • ヘッドランド先端の設置水深をその海岸における海底地形の変化しない深さとほぼ等しくすれば、ヘッドランドを通過する漂砂を阻止でき、海浜の安定化が図れます。
  • ヘッドランドのヘッド部がもつ遮蔽効果により、その背後に静穏域を形成させることができます。
ヘッドランドの仕組み ヘッドランド(空堤)
●ヘッドランド(空堤)

桂浜(高知県高知市) ●天然のポケットビーチである桂浜岬に囲まれた自然海浜が安定した砂浜を形成しています。
(高知県高知市)



長浜〜新居工区 技術3
最先端の技術で保全施設を整備します。
3.大規模な養浜工の実施により、砂浜を回復します。
 人工海浜の造成により砂浜の回復をはかり、 自然海浜の有する消波機能により波浪を弱め、越波災害の解消を図ります。
養浜 養浜とは・・・
海岸に人工的に砂を供給し海浜を造成する手段(手法)の総称です。養浜には、適切な施設により養浜材料の流出を防ぎ海浜を静的に維持する「静的養浜」と、サンドバイパスを手段として海浜の変動を許容する「動的養浜」があります。



長浜〜新居工区 技術4
最先端の技術で保全施設を整備します。
4.既設堤防の老朽化対策として、緩傾斜堤の整備による補強対策を進めます。
緩傾斜堤 緩傾斜堤とは・・・
堤防や護岸の法面を4割程度に緩くすることにより、波のうちあげ高の低減を図る機能をもった堤防で、アクセス性を改善し海浜利用を促します。



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