■成果品
・図面レイヤが簡略化(線色の削除等)され、レイヤ名も変更されました。

レイヤ変更

・レイヤ名を構成する作図要素に「数値区分が2桁必要な場合は5文字以下とする。」という記述が追加されています。作図要素によるレイヤ分けが10種類以上の場合、4桁の原則を緩和して5桁まで利用できることになります。
・JISコードに規定されていない平方メートルなどの単位記号が協議事項に追加されました。
・測量・設計・施工・維持管理などの各ライフサイクル内だけで授受されるCADデータの交換フォーマットが、協議事項に追加されました。
・図面内に複数の尺度が存在する場合、表題欄には代表的な尺度もしくは「図示」を記載するという記述が追加されました。
・ファイルの分類、レイヤの分類についての記述が追加されています。ファイルの分類として、案内図、説明図、構造図、詳細図の1〜4種に分類し図面例、内容、摘要を解説しています。レイヤの分類は、主な図面オブジェクトの分類と記載内容を解説しています。
■管理ファイル
・GISの利用を想定した管理項目が追加されました。
・図面情報に「場所情報」「基準点情報」が追加されました。
・工種にトンネル設計が追加されました。

工種追加(トンネル設計)
・管理ファイルの名称が、発注図面「DRAWINGS.XML」と完成図面「DRAWINGF.XML」に変更されました。
■その他
・図面ファイルのライフサイクルに「測量-S」が追加されました。(測量の基準は来春に予定)
・レイヤ名のライフサイクルという記述が責任主体に変更されています。責任主体についての定義が追加され、例として設計段階で作成したレイヤを施工段階で修正した場合、該当するレイヤの責任主体をDからCに変更するという記述が追加されています。変更がなければ、工事の完成図でもDが使われるものがあるということになります。



平成13年8月の基準改訂について