香川用水 (かがわようすい)
香川用水は、池田ダムの上流1.8kmに設けた取水工より導水し、阿讃山脈を貫く約8kmの導水トンネルにより香川県に導き、別に国が行った国営香川用水農業水利事業等と相まって、讃岐平野の農地に対し必要なかんがい用水の補給を行うとともに、香川県の水道用水及び工業用水を供給しています。香川用水路約106kmのうち、農業用水・水道用水・工業用水が共用する共用区間を水資源機構が管理し、その下流部の農業専用区間59kmは香川用水土地改良区が農林水産省から管理受託しています。
●導水量
導水量は農業用水として最大11.3m
3/s、都市用水4.5m
3/sとなっている。都市用水の内訳は下表の通りです。
都市用水 |
当初 |
S58 変更後 |
H11 変更後 |
水道用水 |
2.0m3/s |
3.12m3/s |
3.87m3/s |
工業用水 |
2.5m3/s |
1.38m3/s |
0.63m3/s |
●供給対象地域
農業用水は約31,000haの水田、畑地をかんがいします。工業用水は坂出・丸亀地区に供給します。水道用水は高松市など8市5町に供給します。
●工期
昭和43年10月から昭和50年3月
●総事業費
約150億円
●管理開始
昭和50年4月1日
●事業経緯
昭和43.8.1 |
香川用水調査所設置 |
昭和49.5.30 |
池田ダムより通水式(暫定取水) |
昭和50.4.1 |
香川用水管理所発足 |
昭和58.6.14 |
基本計画一部変更(工水→上水) |
平成11.8.5 |
基本計画一部変更(工水→上水) |