新技術活用NEWS
新技術活用現場紹介
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土佐国道事務所
南国国道維持出張所
出張所長 福永 弘義
問い合わせ先 088-862-1451
入交建設株式会社
現場代理人 山上 博司
問い合わせ先 0887-33-3876

工事名
平成18−19年度 手結歩道整備工事

活用技術名称(NETIS登録番号)
法面機械構台システム足場(KT-060089-A)

工事概要
 本工事は、一般国道55号(高知県香南市夜須町手結山)における交通安全事業の一環として自転車歩行者道を整備するものである。
 当現場は、法面劣化吹付モルタルはぎ取り後にコンクリート吹付・アンカー工及び受圧板工を施工する法面補強工事である。
 今回工事は、一度に全法面(3段)の吹付モルタルをはぎ取りした場合に、法面補強工事の完成までに崩落の危険性があることから、交通安全確保のために現道沿いに飛散防止用防護柵の設置が必要となる。
 そこで、重機による施工ができ、法面3段のうち上段部から随時既設法面のはぎ取り及びコンクリート吹付の平行作業が可能で、飛散防止用防護柵設置が省略できるなど、施工性の向上と工程短縮が可能となる「法面機械構台システム足場」を採用し、施工している。
工事箇所 高知県香南市夜須町手結山地先
工期 平成19年3月15日〜平成20年1月31日
工事内容 法面補強工事関連のみ紹介
施工延長 70m、落石防止網撤去 1,000m2、モルタル吹付撤去 (t=5cm)1,000m2、コンクリート吹付(t=10cm)1,000m2、グランドアンカー工(受圧板)設置 26箇所、仮設足場工 1式(構台システム足場 2,630空m3)

活用技術の概要
 「法面機械構台システム足場」は、斜面・法面工事において、削孔機・ボーリング 機械等が搭載できる機械構台足場である。
 部材の緊結作業は、ハンマーでクサビを打ち込むだけの作業であり施工性がよく、 結合方式が従来のクランプからクサビによる緊結方式に改善したため部材間の緊結力、安全性及び荷重強度が大幅に向上する。
 また、本システム足場は、定形サイズの専用部材(支柱・水平材・斜材等)のみの使用で、現場形状に応じ容易に組み立てができ、接地部の棒ジャッキの先端には、打ち込みタイプ及び、角度自在タイプ、フラットタイプの各アタッチメントがあり、斜面部などの多様な地盤にも対応設置が可能となる。
 
技術導入の目的(効果)
経済性 アンカー用足場・現道沿い飛散防止用防護柵それぞれで施工する工法と比較すると、経済性は若干優れる。
工程 法面取壊しに重機が使用でき、飛散防止用防護柵のH鋼の建込みが不要なため、工程短縮できる。
品質 経験者に限らず施工が容易である。また、強度計算に基づいた確実な強度確保ができる。
安全性 専用部材により、手摺・通路・昇降階段が設置できるため、作業員の安全が確保できる。また、確実な支保工強度が確保できるため、施工時の安全性も高い。
施工性 緊結作業はハンマーでクサビを打ち込むのみであり、作業効率がよく、施工性が良い。
環境 振動・騒音は少なく、周辺環境には影響はない。

現場代理人のコメント
 本工事は、供用中の国道55号現道沿いで、法尻から供用道路までの最短距離が7m程度しかなく、また、法勾配は1:0.2から1:1.0程度、路面から最上段法面までの高低差が20m程度、施工延長が70mの既設法面の改修補強工事である。
  工事内容は、既設の落石防止網撤去(1000m2)及びモルタル吹付撤去(t=5cm・1000m2)と新たにコンクリート吹付(t=10cm・1000m2)・グラウンドアンカー(上段4箇所・中段7箇所・下段15箇所・計3段26箇所)受圧板の設置である。当初の施工計画としては、仮設防護柵(H=5m)設置→落石防止網撤去及びモルタル吹付撤去(人力)→コンクリート吹付→単管足場設置→グラウンドアンカーの設置にて施工方法を想定したが、(1)施工時期が梅雨・台風時期と重なる事から、降雨による法面崩壊の危険性。(2).取壊時のモルタル吹付殻飛散防止が仮設防護柵では不十分。(3)人力取壊しによる施工期間の長期化及び、法面での人力吊下がり作業による危険があった。以上を考慮し『法面機械構台システム足場』工法を採用した。
 採用後の施工方法は、{法面機械構台システム足場→上段落石防止網撤去及びモルタル吹付撤去(人力+機械併用)→コンクリート吹付→グラウンドアンカー→法面機械構台システム足場盛替→中段落石防止網撤去及びモルタル吹付撤去}(以下繰り返し)にて施工を行った。
 劣化法面の取壊し撤去とコンクリート吹付の平行作業により、上段から完成形に仕上げる事ができ、法面崩壊の危険性の減少や、重機併用による取壊し期間の短縮など多くのメリットがあった。また、単管足場に比べて部材の緊結が容易であり、作業効率が向上することにより、作業員の技術力に左右されない一定の品質の足場を設置することが出来た。さらに、部材の多様性により、各現場条件に対応可能な工法であることから、今後も類似条件の工事においては有効な工法である。

足場組立状況


足場組立状況


角度自在タイプ

フラットタイプ


部材連結詳細
ジャッキ固定詳細

 
 
足場組立完了


取り壊し状況

グラウンドアンカー削孔状況

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