新技術活用NEWS
新技術活用現場紹介
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香川河川国道事務所  
高松国道維持出張所 所長 大西 良明
問い合わせ先 087-881-4317
ショーボンド建設株式会社  
現場代理人及び監理技術者 長須賀 裕之
問い合わせ先 087-866-0233

工事名
平成16−17年度 管内橋梁補修工事

活用技術名称(NETIS登録番号)
e−Line・V(電気防食工法)
技術活用パイロット事業(HR-030011)

工事概要
 本工事は、国道11号及び国道32号に架かる橋梁の機能維持を目的に、補修を行うものである。
 東かがわ市海岸沿いの国道11号は、飛来塩分量が多く、中でもコンクリート橋の坂元川橋は、発錆限界値を大きく上回る塩化物イオン量が確認されている。
 そこで、坂元川橋の鉄筋の塩害による腐食進行を抑制するために、電気防食工法による塩害対策工を実施した。
 電気防食工法には、面電極方式や線電極方式、点電極方式があるが、本工法は、線電極方式のe−Line・V工法を採用し施工している。

工事箇所 香川県東かがわ市坂元
工期 平成16年12月16日〜平成17年9月30日
工事内容 坂元川橋電気防食工(e−Line・V工法)172m2
<その他の橋梁工事>
落橋防止工 20基、変位制限工 12基、橋梁塗装工 1,290m2
床版補強工 205m2、伸縮装置補修工 31.9m、断面修復工 3.2m2
端部床版補修工 6箇所

活用技術の概要
 e−Line・V工法は、線状陽極材の一部に絶縁カバーを取り付け、適正な電流をバランス良く供給して、鉄筋の塩害進展・加速を防止する電気防食工法である。
 電気防食工法は、陽極をコンクリート表面及び内部に設置し、コンクリート内部の鋼材に防食電流を送り込むことで、腐食進行を抑制する工法である。
 なお、電気防食工法は、コンクリート中にどれだけ塩分が含まれていても適用可能であり、しかも、大規模なはつりを必要としないため、構造物を傷めることがない。


陽極設置完了

技術導入の目的(効果)
経済性 他の電気防食工法と比べ、陽極材の配置方法が合理的で安価である。
工程 他工法と比べ、はつり断面・溝切り深さともに最小であり、施工期間が短い。
品質 構造物表面に陽極材を埋め込むため、波浪等から陽極材を守ることができる。
安全性 軽微な工具で施工できるため安全性は高い。
施工性 はつり断面・溝切り深さが少ないので、施工性は良い。
環境 はつり断面等が少ないので、発生殻を最小限に抑えることができる。

現場のコメント
 電気防食工法(e−Line・V)は、断面修復工法に比べ工事費が安く、将来の維持管理費用も安くなる。また、大がかりなはつり作業や支保工等が不要で、コンクリート殻等の発生量が非常に少なく、作業効率が良く施工期間の短縮が図れる。
 施工後は、陽極材を埋め込んだ溝切り跡が、施工した表面に残るため見た目が良くない。施工表面下が道路等で景観を考慮する場合には、施工表面に化粧等の対策が必要である。
 なお、電流を流し鉄筋の電気防食を開始しても、すぐには効果が見えてこない。よって、防食効果等の確認のために、年に1回程度のモニタリング調査を実施しすることが必要である。


施工前


完成


陽極材設置状況


配線・配管状況
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