新技術活用NEWS
新技術活用効果調査結果
1・ SCM工法(セメント系機械撹拌式浅層改良工法)
 技術活用パイロット事業(SK-020004)
2. 「パワーブレンダー工法」スラリー噴射方式(浅層・中層地盤改良)
 技術活用パイロット事業(CB-980012)
3. UFO工法(直接基礎を有する上下部一体型ラーメン橋プレハブ式立体交差橋)
 試験フィールド事業(TH-980040)
4. W−マスチック舗装(STONE MASTIC ASPHALT)
 技術活用パイロット事業(CB-020013)
5. 鋼製排水溝ガッタースクリーン
 技術活用パイロット事業(SK-980018)
6. テールアルメ工法
  (NETIS未登録)
7. 緑化パワーマルチ工法
 技術活用パイロット事業(SK-000011)

●実施事務所 香川河川国道事務所
●工事名 一般国道11号原田交差点立体化事業
<< 一覧へ戻る << トップへ戻る

技術の概要と特徴
 原田高架橋は、一般国道11号(坂出・丸亀バイパス)と主要地方道高松善通寺線が交差する原田交差点を跨ぐ、橋長192.5mの高架橋部と667.5mの取合部で構成される立体交差橋です。

 この原田高架橋事業では、立体交差橋工事に急速施工を導入して、現場施工期間(50%短縮)及び交通規制期間(40%短縮)の大幅な工期短縮の効果があった。
 今回は、この事業で施工された7つの新技術について紹介。
 地盤改良では、軟弱地盤対策に“SCM工法”及び“パワーブレンダー工法”を採用し、建設発生土の抑制と工期短縮及び品質向上を図った。
 上下部工では、現場施工期間の大幅な短縮を目的に、上下部一体ラーメン橋の“UFO工法”を採用、鋼橋上の舗装は“W−マスチック舗装”とし、排水工に“ガッタースクリーン”を採用、また、取り付け部の擁壁は“テールアルメ工法”を中央分離帯には“緑化パワーマルチ工法”を採用している。



1. SCM工法(セメント系機械撹拌式浅層改良工法)
技術活用パイロット事業(SK-020004)
活用工事:平成15-16年度 原田改良第1工事
  坂出土建株式会社

活用技術の概要
 本技術は、粉体あるいはスラリー状の固化材を原位置で、バケットミキシング方式(深度1〜2m)又はロータリーブレンダー方式(深度3〜6m)で、強制的に撹拌混合する浅層地盤改良工法である。今回は、ロータリーブレンダー方式でスラリー状の固化材を使用した。

施工状況

ロータリーブレンダ撹拌部

作業要領図

2. 「パワーブレンダー工法」スラリー噴射方式(浅層・中層地盤改良)
技術活用パイロット事業(CB-980012)
活用工事:平成15-16年度 原田高架橋工事
  日立造船株式会社・川田工業JV

活用技術概要
 本技術は、バックホウの先端に、油圧駆動のトレンチャー型撹拌混合機を装着した  地盤改良専用機から地盤改良材をスラリー状に混練して地中に噴射し、原位置の軟弱 土を強制的に撹拌混合する浅層と中層用の地盤改良工法である。

施工状況

撹拌トレンチャー部

作業要領図

3. UFO工法(直接基礎を有する上下部一体型ラーメン橋プレハブ式立体交差橋)
試験フィールド事業(TH-980040)
活用工事:平成15-16年度 原田高架橋工事
  日立造船株式会社・川田工業JV

活用技術概要
 UFO(Uni-Fly-Over)工法は、上下部一体の軽量な橋梁構造とし直接基礎で支持させることにより、従来の基礎工(ケーソン、杭など)を省略し、現地工程を大幅に短縮した急速施工立体交差工法である。
 この工法により、交通規制期間が短縮され、工事施工による二次的交通渋滞、周辺住民への影響を最小限に抑えることができた。


UFO工法の部材構成


工場製作(仮置き)


施工状況


トラッククレーン架設

完成全景

4. W−マスチック舗装(STONE MASTIC ASPHALT)
技術活用パイロット事業(CB-020013)
活用工事:平成16年度 原田舗装第1工事
  株式会社渡辺組

活用技術概要
 本技術は、粗骨材の割合が多いギャップ粒度の改質アスファルト混合物に、植物繊維(ファイバー)を混入補強したものである。締め固めた混合物は、粗骨材が骨組みを作り、その間にアスモルが充填された状態になって水密性、たわみ性、耐流動性及び耐摩耗性が向上する舗装である。

W−マスチックの概念図


施工状況

合材敷き均し部分

5. 鋼製排水溝ガッタースクリーン
技術活用パイロット事業(SK-980018)
活用工事:平成15-16年度 原田高架橋工事
  日立造船株式会社・川田工業JV

活用技術概要
 ガッタースクリーンは、橋梁路面上の雨水をすみやかに集水し、排水する機能を有する縁石型の鋼製排水装置で、「流末二重構造」などがあり、機能性・操作性・安全性の向上が図れ、景観上もよく維持管理も容易である。

イメージ図(流末二重構造部)

ガッタースクリーン完成全景(中央壁部)

6. テールアルメ工法
(NETIS未登録)
活用工事:平成15-16年度 原田改良第1工事
活用工事:平成15-16年度 原田改良第2工事
  第一工事:坂出土建株式会社
第二工事:株式会社重成土建

活用技術概要
 テールアルメ工法は、盛土材料と補強材のストリップと呼ばれるリブ付き帯鋼間の摩擦力を利用して、垂直盛土を可能にした補強土壁工法である。
 本技術は、壁材のコンクリート強度を向上させ、表面積を変えずに薄型化、軽量化を実現するとともに、高強度のストリップ材を使用して経済性の向上と現道確保、工期短縮を図った。

壁材の形状比較

 
テールアルメ工法完成全景

7. 緑化パワーマルチ工法
技術活用パイロット事業(SK-000011)
活用工事:平成16年度 原田植樹工事
  株式会社二大緑化産業

活用技術概要
 緑化パワーマルチ工法は、防草シートの固定方法を熱接着及びボンド接着により、雑草の入る隙間をなくすことで防草効果を高める工法である。
 本来防草シートの敷設は、目串による固定が主流であるが、本工法は、再生ポリエステルに熱融着繊維を混合し、熱風溶接機を使用して防草シート同士の重ね、切り込部の抑え等を熱接着するものである。なお、縁石部などのコンクリート部は、ボンド接着を行う。

施工概念図


完成全景(取合部中央分離帯)

| 一覧へ戻る | トップへ戻る |