山鳥坂ダムブログ
大洲市議会の方々に鹿野川ダム改造事業の現場を視察いただきました。
平成28年12月1日
事業計画課の新川です。
11月18日(金)に大洲市議会の産業建設委員会の方々が、鹿野川ダム改造事業を視察されました。
まずは、選択取水設備(連続サイホン式)の現場です。 12月から運用を開始するために、頑張って最後の仕上げを行っています。
続いて、トンネル洪水吐の現場です。
鹿野川ダムの貯水池にある作業構台上で、トンネル洪水吐の計画を熱心に聞いていただきました。
トンネル洪水吐の入口(呑口)にある立坑をみなさん覗き込んでいます。
その先には・・・・・
深さ約40mの眼下にはゲート設備のベルマウス管が組み立てられていました。
※ベルマウス管とは?・・・・ダムの水がなめらかにトンネル洪水吐きに入っていくためのラッパ状の管がベルマウス管です。
最後にトンネル洪水吐の出口(吐口)です。
200t級のクレーンが資材を吊り込んでいるなど着々と工事が進んでいます。
この現場の奥には・・・・・・
世界最大級の水圧鉄管からトランジション管、分岐管などが鎮座しています。
水圧鉄管とは?・・・・管を流れる水の圧力に耐えられるようにトンネル洪水吐の出口付近を補強している管が水圧鉄管です。
トランジション管とは?・・・・・トンネルの円形からゲート設備の四角形へと変化させるための管がトランジション管です。
分岐管とは?・・・・トンネル洪水吐の出口には左右2つのゲートが設置されており、流れを振り分けるための管が分岐管です。
みなさんも、機会がありましたら、完成の姿が徐々に見えてきている改造事業の現場を見学しにぜひお越しください。