山鳥坂ダムブログ

鹿野川ダムトンネル洪水吐の呑口部に
          トランジション管が挿入されました。

平成28年6月21日

事業計画課の森田です。


6月1日(水)に鹿野川ダムトンネル洪水吐の呑口部のトランジション管(四角の断面を円形の断面に徐々に変化させる部分)の挿入作業が行われました。


昨年の10月7日(水)には吐口部のトランジション管、今年の1月8日には吐口部の分岐管・ベルマウス管の挿入作業が行われていますが、今回は初めて呑口部での挿入作業が行われました。

上流側から見たトランジション管

本作業の内容は、工場で製作されたトランジション管の部品を呑口部の立坑内で組立て、組み立てられたものを油圧シリンダー等を使ってレール上で横引きするというものでした。


※横引き:油圧シリンダー等を用いて大きな構造物を組立て場所から所定の位置まで水平移動させ押し込む作業のことです。


油圧シリンダーを使うことによって、1時間に約10メートルもトランジション管を移動させることができます!


また、この油圧シリンダーは、とても便利ですごく頼りになる機器の一つで、1基で約120トンの重さの物体を押すことができます!!

(本作業においては、2基の油圧シリンダーを使用。)

今度は、下流側からも横引きの作業を見学しました。

下流側から見たトランジション管

下流側から見るトランジション管のすごい迫力を感じることができました。 それは、トンネルという閉鎖空間内にいる私に向かって、トランジション管という巨大な構造物が迫ってきていたからではないかと私自身は思います。


また、トランジション管は四角形のゲート(上流側)と円形の水路(下流側)とをつなぐ部分になっているため上流側と下流側とで管の形が異なっており、その違いを目の当たりに感じることができたからではないかと思います。

そのため、下流側からトランジション管を見た際に迫力があると感じたのだと思います。


その作業は、熟練者の作業員の手により半日も経たないうちに終了しました。

今回の作業は、安全上、工事関係者のみしか見ることができませんでしたが、 改造工事の見学の受付は随時行っています。

(なお、一般の方々の安全に配慮して、見学できる箇所を制限させてもらう場合があります)


また、工事現場以外にもダム堰体の中や操作室の見学も行っていますので、鹿野川ダムへ足を運んでみてはいかがでしょうか。

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TEL 0893-34-2350(鹿野川ダム管理庁舎)  
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