訓練目的

 大規模津波防災総合訓練は、平成16年12月26日に発生した「スマトラ沖地震(インド洋地震)」の津波災害をきっかけに始まり、平成17年度より全国で毎年一箇所実施しており、平成28年度は四国(高知)で開催します(平成27年度は北陸(新潟)で実施しました)。
 地震による大規模津波の被害軽減を目指すとともに、津波に対する知識の普及・啓発を図ることを目的に、国土交通省、自衛隊、消防、警察等の多くの防災機関が参加し広域的かつ実践的な訓練を行います。また、降雨体験装置等の体験コーナーや防災広報展示もあわせて行います。

訓練日時

平成28年11月5日(土) 9:00~12:00

※天候などの理由により中止する場合は当日朝6時に当HPでお知らせします。

訓練場所

メイン会場   :高知新港(高知市仁井田字新港4705番地)

サテライト会場 :種崎地区(高知市種崎773-1(種崎公園内))

訓練の想定地震規模

南海トラフ巨大地震 最大震度7 (高知市、室戸市等)

訓練のポイント

■ 避難訓練

  • 種崎地区津波避難タワー等への住民及び外国人留学生の避難訓練(サテライト)
  • 海上での船舶避難誘導

■ 情報収集・伝達訓練

  • ヘリコプター及び航空機による上空からの情報収集と映像伝送
  • バイク隊、ドローンによる被災情報収集

■ 救命・救急訓練

  • ヘリコプターによる孤立者の救助、海上漂流者の救助
  • 倒壊家屋、破損車両からの救助・救出、トリアージの開設、被災者の身元確認、延焼中の倒壊家屋の消火活動

■ 道路啓開訓練

  • 応急組立橋及びPC橋設置と橋梁点検
  • 重機によるがれきの撤去と被災車輌の移動

■ 浸水対策訓練

  • 自衛隊との連携によるTEC-FORCEのヘリコプター派遣
  • TEC-FORCEによる排水ポンプ車での実動排水活動

■ 航路啓開訓練

  • 大型油回収船等による油防除、航行障害物の揚収

■ ライフライン復旧訓練

  • 水道、下水道、ガス、電気、通信の復旧

■ 物資輸送訓練

  • 大型フェリーによる海上からの緊急物資の輸送、避難所への配送