5.阿波歴史街道−阿波五街道−

<事業の定義>
 江戸時代には、徳島藩主蜂須賀家の城が置かれた徳島を出発点とした街道が整備された。これは、隣の土佐国(高知県)や伊予国(愛媛県)、讃岐国(香川県)などへの交通とともに、城下町徳島と阿波国内の各地の町、郷町とを結ぶ必要のためである。とくに、阿波国の地形は三方を険しい山脈に囲まれて、それらにさえぎられて隣の国への交通は不便であった。こうした必要から、具体的に整備された時期はわからないが、江戸時代の前期には街道が整えられ、徳島城の鷲の門を起点にした五街道、淡路街道・讃岐街道・撫養街道・伊予街道・土佐街道ができた。この五街道の道は、現在の国道や県道と重なるところが多くたいへんなじみがある。

 街道名・・・淡路街道・讃岐街道・撫養街道・伊予街道・土佐街道




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