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第6回 吉野川堤防強化検討委員会の開催について
 平成18年3月23日(木)、第6回吉野川堤防強化検討委員会(委員長:山上拓男徳島大学教授)が、ウェルシティ徳島(徳島厚生年金会館)で開催されました。
 今回、東南海・南海地震時における解析事例として「FILP」「ALID」の解析手法紹介及び吉野川左岸0k/6・旧吉野川左岸2k/6の2箇所において、堤防がどのように変形するのか、また耐震対策工として考えられる工法を紹介しました。
 最後に総括としては、浸透・侵食・地震の強化工法組合せ例、今後の維持管理手法について審議し、浸透・侵食における安全性照査結果及び今後の堤防質的整備に対する取り組みを次のように決定しました。
 ○浸透 検討対象区間91.8kmに対して対策必要区間34.6km
 ○侵食 検討対象区間71.6kmに対して対策必要区間47.0km
 ○地震 検討代表断面34断面
 浸透・侵食は、吉野川については対策概要が決定しましたが、旧吉野川・今切川は、未だ無堤地区が数多くあることから、築堤事業実施時に、浸透・侵食に対して本委員会の提言に基づき検討を実施し、対策が必要な箇所においては対策を実施することとしました。
 地震については、全国的な照査方法が示された段階で、吉野川下流域全体で実施するとともに、津波遡上解析と合わせて現況堤防の安全性照査及び氾濫状況を示すこととします。
 

第6回 吉野川堤防強化検討委員会