◇水防訓練
水防工法とは、主に堤防の異常に際し、いち早く保護、補完、補修等を加えることで、水害を未然に防ぐ、あるいは最小限に抑えるための、さまざまな技術のことです。実践の中で進化・伝承されてきたその技法は約40種類にもおよび、その大半は緊急時に実際に役立つように、比較的簡単に手に入る資材・器材を用いて人力で施工できる仕組みになっています。
今回の演習では、吉野川や那賀川で実際によく実施する工法を重点的に訓練しました。
具体的には、堤防斜面の崩れ対策工の「シート張り工」、堤防の漏水対策工の「釜段工」、「月輪工」、堤防からの越水対策工の「積み土のう工」、「改良積み土のう工」、「大型積み土のう工」、「積みブロック工」です。
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