2001年3月10日 第13回吉野川懇談会資料

 ■第12回懇談会の概要

 第12回懇談会は、2月24日に23名が出席して行なわれ、次のことが提言の柱として確認されました。
・まず可動堰以外の有効な複数案を検討することを優先して行なう。
・同時に流域全体の総合治水対策案を検討する。
・「総合治水計画案」と「市民参加の枠組み」を検討する委員会を設ける。

【議事1/提言の基本的方向性の再確認】
  • 「まず可動堰以外から」という表現を入れる。
  • 多様な防災対策を「総合治水対策」として提言していく。
(進行役吉村さんの総合治水にかかわる説明)
  • 総合治水対策とは、川だけでなく、流域(川に水が集まる区域)の対策や、被害を少なくする防災の努力が含まれるもの。
  • 洪水の安全度は、河川の安全度だけでなく、山林や農地の減少、氾濫する地区での人口増加などの要素も入ってくる。それぞれの要素は時代とともに状況が変化するので、その時々の状況に対応して事業を進めていくことが必要となる。
 *多様な案の,比較評価の方法の紹介もありました。
【議事2/中立的な検討委員会の提案】
  • 多様な案の検討を行なうためには、中立的な機関による市民意見の収集や調整、まとめが必要。
  • その組織を、(仮称)「総合治水・市民参加検討委員会」のような形で提案し、役割やメンバー構成、委員の選定方法、委員会の運営方法などについても提案する。(これについてグループで意見を出し合いました。)
【議事3/中立的な検討委員会の提案】
  • 議事3は、時間の関係で次回の検討となり、進行役でまとめてきた、たたき台が示されました。

 <参加メンバー(敬称略)

●第4テーブル
・伊勢 廣
・井上 久子
・河野 寛
・岸本 検次
・七條 賢市
・登川 禎郎
・森本 茂行

(スタッフ)
奥村玄

(進行役)
吉村伸一

●第3テーブル
・井上 好史
・岡久 行徳
・木村 晴夫
・平田 勝正

(スタッフ)
松尾初美

●第1テーブル
・岡本 賢
・豊田 雅信
・中野 直行
・新居 正

(スタッフ)
荻原礼子

●第5テーブル
・後藤田 佳男
・酒井 勇治
・森 公利
・山田 昌弘

(スタッフ)
西村織香

●第2テーブル
・岡内 淑夫
・尾崎 三郎
・倉良 重良
・中村 英雄

(スタッフ)
橋本忠美

 <話し合われた内容のまとめ>
   懇談会で話し合われた内容を、以下の項目で整理しました。詳細は次頁以降に掲載しています。

●全体討議のまとめ
  1. 新たに行なった団体訪問の報告
  2. 議事1「前回(第11回懇談会)の再整理」について
  3. 国土交通省の対応について懇談会が提言すべきこと
  4. 決定の方法論について
  5. 大平所長のコメント
  6. その他

●グループ討議のまとめ
  1. 「総合治水・市民参加検討委員会」(仮称)について
  2. 今回の提案全般について

●グループ代表者発表のまとめ