「明日の吉野川と市民参加のあり方を考える懇談会 -第十堰から始める新しい川づくり-」第 10 回 懇 談 会 資 料

 ■ 第9回懇談会の概要

 第9回懇談会では、まず進行役より、対話を進める上で押さえておかなければいけないポイントについて説明がありました。(「白紙」の解釈の違い/対話の前提条件をめぐるやりとりの経緯/懇談会設立の経緯)
  また、議事1(今後の流れの確認)の説明を行なう中で、進行役より、団体訪問やアンケートのまとめを整理した上で、それらの意見を反映した最終提言を、来年の3月ぐらいまでを目安に出そうという提案が出されました。
 その後のグループ討議では、どんな形でならば対話を成り立たせていくことができるのか、懇談会の役割などについて話し合いました。
 懇談会の中間提言では第十堰関係団体の「共通のテーブル」で、問題解決に向けた進め方を考えることが提言されていますが、その後、建設省の案が白紙となったこと、また懇談会の訪問が一部団体に受け入れられなかったことなどを踏まえ、グループ討議では、「『共通のテーブル』が成り立たなくても解決法はある」「流域市民の参加の場を行政に提案すべきだ」との新たな提言の方向性が出されました。 また、「引き続き対話の努力を続けるべき」「各団体からこれからの提案が出てくるようにすることが大事」ということを強調するグループもありました。
  また議論に参加した一般傍聴者から、「団体や地域組織だけでなく、一般市民の声の反映のしくみが必要では」という意見も出されました。
 最後に、「今後は『共通のテーブル』以外にも解決方法を探りながら提言を手直ししていきましょう」という進行役のまとめで、閉会となりました。

 <参加メンバー(敬称略)>

●第4テーブル
 ・ 伊勢 廣
 ・ 河野 寛
 ・ 岸本 検次
 ・ 森本 茂行
傍聴席からの 一般参加者2名

 (スタッフ)
   奥村玄

(進行役)
吉村伸一

● 第3テーブル
 ・岡久 行徳
 ・木村 晴夫
 ・谷口 将
 ・吉田 博
傍聴席からの 一般参加者2名



 (スタッフ)
  松尾初美

●第1テーブル
 ・ 小松 元
 ・ 谷口 光男
 ・ 豊田 雅信
 ・ 中野 直行
 ・ 新居 正



 (スタッフ)
 荻原礼子

●第5テーブル
 ・ 後藤田佳男
 ・ 森 公利
 ・ 山地 武彦
傍聴席からの 一般参加者3名



 (スタッフ)
  西村織香

●第2テーブル
 ・ 青山 郁雄
 ・ 岡内 淑夫
 ・ 尾崎 三郎
 ・ 倉良 重良
 ・ 寺岡 茂
 ・ 中村 英雄
 ・ 米崎 広行
傍聴席からの 一般参加者1名

 (スタッフ)
  橋本忠美

 <話し合われた内容のまとめ>
   懇談会で話し合われた内容を、以下の項目で整理しました。詳細は次頁以降に掲載しています。

●全体討議のまとめ

  1. 「訪問」についての報告
    (前回の懇談会以降の訪問団体/訪問時のメモの確認状況)
  2. 運営委員会で話題となったこと
    (「流域全体の市民参加と合意形成の仕組み」が我々のもっとも目指す目標)
  3. グループ討議前の話し合い
  4. グループ討議後の話し合い
    (グループ討議の整理(進行役より)/環境アセスメントの会の方に提言を説明していただきたいという要請について/次回の日程・内容について

● グループ討議のまとめ
 
  1. ゆるやかな共通のテーブルについての具体的なアイデア
    (現状調査をする/幅広いテーマで話をする/討論会をする/まず各団体の主張を整理する/団体との新しい関係をつくる/市民団体が白紙から案を考えられるような手助けをする/訪問を続けて合意のための条件整理をする/訪問と対話を続ける/ゆるやかなテーブル以前の活動がある/市民を対象に考える段階にきている/手続きを待つのも大事だが行動を始める/テーブルづくりの呼びかけは休止する)  
  2. 問題解決に向けたイメージ
    (市民参加の仕組みのイメージ/共通のテーブルについて/代替案について/問題解決に向けて進めていく手順について/ゆるやかなテーブルのもつ意味について/中立期間による調停について/白紙の解釈について/提言について)
  3. 懇談会の役割について
    (提言を出す/提言を出した後、建設省から独立する/有志をつのりボランティア団体として活動する/各団体の活動の手助けをする/提言の実現に向けて働きかけをする/流域の声をひろう/その他)
  4. その他
    (大平所長への質問)


●グループ代表者発表のまとめ