議事1:運営委員会報告および今後の取り組み

2000.12.16 第10回 吉野川懇談会 


  
 11/25の運営委員会でこれまでの経過の整理と今後の方向性について検討しました。

1.団体訪問の状況(アポイント:42団体)

団体としての訪問が実現:14(徳島工事、徳島県含む)
団体個人として訪問に対応していただいた:1
懇談会を認めていない(訪問を受け入れられない):11
話すことがない:9
連絡が取れない(返答なし、解散):7

2.団体アンケートへの回答

回答をいただいた団体:14(回収率約27%)

3.懇談会の役割と今後の取り組みについて(11/25運営委員会での話し合い)

(1)中間提言を補強し、3月末を目処に最終提言をまとめる(運営委員全体の共通認識)
この懇談会の目的は、対話や市民参加のあり方を提言すること(3/25第2回懇談会)。
(2)懇談会は、最終提言を出して区切りをつける(運営委員の大方の意見)
懇談会が仲介役となるのは難しい。(11/11第9回懇談会、4グループ 5グループ)
最終提言を出して建設省の懇談会としては区切りをつけ、必要があれば有志を募って任意団体として活動する(第9回懇談会第1グループ)。
提言に盛り込むことと、懇談会が担うことを区別する。
(3)提言を誰に対して行うのか
建設省や県、市町村へに対して、どのようにしたらいいか懇談会としての提案をする。
(4)提言の内容(検討事項)
対話のあり方や市民参加の仕組みについていくつかの案を提言する。
第三者機関など何らかの仕組みをつくる場合、官の一方的仕組みではうまくいかない。何が大事なポイントかを検討する。
団体訪問やアンケートの意見を整理し、提言に反映させる。
対話に向けた手順や土壌づくりを検討し、提言に盛り込む。

4.今後のスケジュール(第9回懇談会提案をもとに修正)

その他
■アセスの会提案について

  前回、第5グループから、アセスの会に来ていただいて、「あるべき第十堰検討会について(提言)」の説明を聞きたいという要望がありましたが、懇談会では意見が分かれました。
 運営委員会で話し合いましたが、アセスの会の提案は基本的には建設省への提案であり、多様な提案のひとつとして位置づけ、懇談会としての案を考えることをまず先行させようということになりました。
 アセスの会からは、アンケートへの回答もいただいており、その中に提案も含まれておりますので、団体意見のひとつとして懇談会の最終提言に反映させたらいかがでしょうか?。
■懇談会への参加希望の取り扱い
  前回、傍聴に来られていた南浩明さんから「懇談会に参加したい」という申し入れがありました。運営委員会で話し合いましたが、あと数回で基本的に終了するということを前提にすると、正式メンバーではなく、前回のような形でグループ討議等に参加していただくという方向で対応したらどうかという意見でした。

●参考:ある団体から次の理由によりアンケートに答えかねるという返答が寄せられました。
私たちは「吉野川に可動堰はいらない」と考えています。
先の与党3党による見直し案「白紙に戻す」は、中止と明言されておりませんので、未だ可動堰が復活する可能性を含んでいると解釈しています。
この見直し案に対して事業主体である建設省の見解が示されておりません。したがって、可動堰を前提として建設省の呼びかけによりスタートした貴懇談会の性格上、真にゼロからの合意形成を図ることはできないと考えています。
私たちは、新河川法に基づいた吉野川の川づくりを目指す人たちと歩調を合わせ、自分たちが呼びかけ主体の会を作っていきます。