懇談会も予定では残るところあと3回という事で、今回は提案の内容に大きく踏み込んだ話し合いがされました。
 まずはじめに、進行スタッフから中間提言以降に懇談会で出された意見を整理した資料の説明がありました。(下を参照)
 その後、進行役の吉村さんから第十堰問題の参考になりそうな3つの事例の紹介があり、その事例から学べるものをグループで話し合いました。
 議事では、「可動堰を選択肢として残すかどうか」で膠着している事態をふまえて、どのような方向が考えられるか、また、どのような検討の場であるべきかということについて、進行役からたたき台の提案があり、これを元に話し合いました。
 「白紙」からの議論と言うことでは、これまで抜け落ちていた課題をきちんと検討することが先決であり、そのような視点に立って、再検討する場合のスタートラインと方向性を考えようという提案がなされました。
 また、従来の議論は、何かひとつの方策で物事を処理しようとする考えが主流になっているけれども、時間や状況の変化を考えて、小さな対策を積み重ねていくという発想の転換も必要ではないかという提起がされました。
 話し合いでは、再検討のスタートラインと方向性に関する二つの方策(次ページ)を最終提言に盛り込むことが確認されました(「可動堰」などの言葉の使い方には異論もあるので、次回再整理)。
 どのような「検討の場」を用意すべきか、どのような市民参加の仕組みを考えたらいいかということについては次回検討することになりました。

 懇談会は、3月中に最終提言としてまとめ、終了することにしています。