吉野川水系今切川の災害復旧工事箇所における濁水水質調査結果について

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■ 濁水発生の概要

　・徳島市川内町の今切川左岸に隣接する災害復旧工事において、鋼矢板締切内により閉鎖された水域から黒色の濁水が確認されました。（別図を参照。）

　・工事現場の湧水の排出先が公共用水域(河川)であることから、この濁水の水質試験を行った結果(速報値)、発がん性が指摘される物質のテトラクロロエチレン0.14mg/L(一律排水基準値0.1mg/L(注))、が検出されました。
　(注)基準値については､工場排水に適用される一律排水基準を適用

　・この結果を受けて、工事を一時中止しました。

　・現場周辺の公共水域(河川内)も、水質試験を実施した結果、環境基準値以下でした。

■ 経緯
２月　６日	濁水確認

２月　７日	簡易水質試験(メダカ生存試験､pH ､COD ､アンモニウム､リン酸)では、異常無し

２月１５日	黒色の濁水が収束しないため、詳細調査を実施

２月１６日	鋼矢板締切内の濁水の水質試験の結果（速報値）により、テトラクロロエチレンの数値が基準を超えていたため、工事を一時中止

２月２０日	現場周辺の公共水域(河川内)の水質試験を実施した結果、基準値以下であることを確認

■ 今後の方針

　・工事工法及び濁水処理方法について検討中。

　・一律基準値を超えたテトラクロロエチレンについては、引き続きモニタリングを実施する。

平成３０年２月２３日
国土交通省　徳島河川国道事務所

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