【実施予定期間】
・平成17年10月下旬〜3月下旬
(作業時期については水位等の状況により変更する場合があります。)
【補修箇所】
@上堰青石張破損箇所
A下堰平張コンクリート及びコンクリートブロック流失箇所
【補修の考え方】
原型復旧を基本として、破損箇所の拡大を防ぐとともに、補修にあたっては再度の被災を防ぐ観点から、
洪水に対して一定の強度を保つこととします。
【補修工法】
■箇所@(詳細は図−1参照)
・施工にあたっては、周辺の青石張(空石張)と調和を保つよう配慮し、表面に青石を敷き詰めた構造の練
石張で、極力コンクリートが見えないように補修します。
・基礎には、松杭を設置し、栗石により間詰を行い、その上を青石張(練石張)で補修します。
※洪水に対して一定の強度を保つために、練石張により施工します。
・青石張(練石張)で補修した上流側には、平型コンクリートブロック(2t)を設置し、連結します。
・平型コンクリートブロック背面には、吸出防止材を設置します。
・平型コンクリートブロックの法先部に袋詰玉石(2t)を設置し、連結します。
※平型コンクリートブロックの表面には、青石による植石をします。
工事に際しては、既設の青石張を破損しないように配慮します。
■箇所A(詳細は図−2参照)
破損前と同様にコンクリートで補修します。
○A−A断面
・平張コンクリート流失箇所にはコンクリートを打設します。
・コンクリートブロック流失箇所に平型コンクリートブロック(2t)を設置し、連結します。
・平型コンクリートブロック背面には、吸出防止材を設置します。
・平型コンクリートブロックの法先部には袋詰玉石(2t)を設置し、連結します。
○B−B断面
・コンクリートブロック流失箇所には平型コンクリートブロック(2t)を設置し連結します。
・平型コンクリートブロック背面には、吸出防止材を設置します。
・平型コンクリートブロックの法先部には袋詰玉石(2t)を設置し、連結します。
※平型コンクリートブロックの表面には、青石による植石をします。
【備考】
補修の実施にあたっては、現地の状況に応じて補修の範囲等に多少の変更が 生じる可能性があります。 |