−参考資料−
「一般国道32号 猪ノ鼻道路の事業概要」

概  要

 一般国道32号は、香川県高松市を起点に、徳島県西部を経由して高知県高知市に至る延長約137kmの幹線道路であるとともに、沿線地域の日常生活を支える重要な路線となっています。
 しかし、徳島県と香川県の県境に位置する猪ノ鼻峠は、讃岐山脈の急峻な地形を横断し、中央構造線沿いの地すべり区間でもあることから、災害危険箇所が集中し、事前通行規制区間となっています。また、急峻な地形から、線形不良による交通事故の多発、冬季には凍結・積雪による交通規制等、安全性、定時性の問題を抱えています。
 猪ノ鼻道路はこれらの問題を解消し、安全かつ円滑な交通を確保するとともに、徳島県西部地域と香川県西部地域の連携強化を支援することを目的とした道路です。


計画諸元


1)計画区間:(自)香川県三豊郡財田町財田上
       (至)徳島県三好郡池田町州津

2)事業費:約280億円

3)計画延長:8.4km

4)道路構造規格:第3種第2級

5)設計速度:60km/h

6)車線数:2車線

7)幅員構成:W=8.0m(0.75+2@3.25+0.75)

8)標準断面
【一般部】
【橋梁部】
【トンネル部】