「第1回蔵本・佐古地区道づくりワークショップ」の開催結果について

1.開催日時・場所 

日時 ; 平成15年7月24日(木)    19:00〜21:00
場所 ; 徳島市佐古コミュニティセンター 

2.出席者
 第1回検討会には、地区内の自治会の皆様、公的施設関係者の皆様、各行政関係者が出席しました。
<自治会> (括弧内は自治会名)
   山上 武夫 (佐古11丁目)
   岸本 敏夫 (上佐古11丁目)
    田中 常雄 (佐古6番町佐12)
   阿部 正義 (佐蔵矢会)
   大住 好雄 (佐古14丁目)
   宮本  馨  (佐十三)
   森本 政一 (佐古8番町)
   廣瀬 喜雄 (佐古15丁目)
   佐竹 愛明 (そごろく)
   浜田 耕作 (蔵本自治会)
   野口 輝一 (蔵本町1丁目町内会)
   小笠  清  (蔵本町2丁目町内会)
   小涼 健司 (蔵元町3丁目町内会)
   前川 興市 (蔵本元町1丁目町内会)

<公的施設関係>
   西野 泰正 (徳島大学附属病院総務課課長補佐)
   田村敏男  (JR四国徳島駅管理総括助役)
   久米 康博 (徳島バス運輸課課長)
   民 雄二   (徳島市交通局営業課長補佐)
  
<行政>
   手塚 寛之 (国土交通省徳島河川国道事務所)
   平田 優裕 (徳島県道路保全課)
    森  利昭 (徳島市道路建設課)
   中川 左富 (徳島県警察本部交通規制課)
第1回検討会出席者

3.検討内容 
 1) ワークショップの概要
 2)蔵本・佐古地区の交通事故状況分析
 3) ヒヤリ調査の実施について

(1)ワークショップの概要
対象地区、あんしん歩行エリアの概要、スケジュール等について確認しました。

@検討対象地区
   今後電線類地中化を検討していく国道192号の区間を中心とした、佐古6番町〜
  蔵本町3丁目の地区内を今回のワークショップの検討対象とします。(下図参照)
対象地区図
 なお、同地区は、各道路管理者及び交通管理者の密接な連携のもと地域住民の皆様の参画を得て面的な事故対策を行う「あんしん歩行エリア」(下図参照)の一部に位置づけられており、今回のワークショップの設置は、徳島県で初めての「あんしん歩行エリア」に係る取り組みともなります。
あんしん歩行エリア

A検討内容とスケジュール
   地区内の道路について、以下のように安全・景観の両面から検討します。
<安全>
  地区内の事故危険ポイントの改善
  (国道192号と地区内道路の接続部、狭小な地区内道路、地区内道路同士の交差
  部 等)

<景観>
  国道192号の景観改善
  (電線類地中化に伴う歩道デザインの刷新、街路樹の選定 等)

 7月24日に開催した第1回検討会につづき、今後は、以下のスケジュールで検討を行っていく予定です。
  7月24日    第1回検討会 (開催済み)
  9月       第2回検討会
             (ヒヤリ調査結果をふまえた事故対策必要箇所の検討)
 10月       第3回検討会 
             (事故対策内容の検討)
 12月       第4回検討会
             (事故対策内容の検討) 
  1月       第5回検討会
             (国道192号の景観検討)
  3月       第6回検討会
             (国道192号の景観検討)

(2)蔵本・佐古地区の交通事故状況分析

 今後地区内の事故対策をワークショップで検討していく際の基礎的情報として、地区内の近年の交通事故発生状況について分析を行い、認識の共有化を図りました。
分析−1: 増加している蔵本・佐古地区の交通事故

分析1



分析−2 : 過去4年間の事故発生状況 (全死傷事故)



分析−3 : 過去4年間の事故発生状況 (歩行者・自転車関係事故)



分析−4 : 歩行者・自転車関係事故の事例

事故1
事故2
事故分析3
事例4:自転車とバイクの接触事故

24歳の男性が自転車で市道を走行していると、駐車車両の間をすり抜けてきた原付バイクと出会い頭に衝突し、軽傷を負いました



(3)ヒヤリ調査の実施について




4.主な議事内容

第1回検討会における主な議事内容は以下の通りです。

(検討対象道路について)
  ○道路幅員が狭いため建築制限がされている問題等についても検討してほしい。
  ○時間もあまりない中で、すべての市道、県道などの検討などを行うより、国道192号に
   絞って検討すべきではないか。
   →今回は交通安全の観点からの検討としたいと思います。対象については、事故の多
    くは国道で発生していますが、県道、市道においても事故の頻度が高いところもある
    ためそうした箇所も含めての検討としたいと思います。

(スケジュールについて)
  ○事業はどのようなスケジュールで行うのか。
   →今年度のワークショップで対策箇所・内容についての方向性を出していただき、来年
    度以降対策に着手していく方針です。すぐに対応可能なものは来年度にも実施し、
    (用地買収が伴うなど)時間のかかるものは、個別に関係者の皆様にご相談しながら
    進めていきたいと思います。

(地区内の事故発生状況について)
  ○佐古六番町の国道192号の無歩道区間が大変危険である。なぜまだ対策ができてい
   ないのか。
   →現在車線拡幅・歩道設置に向けた用地買収を実施しており、残すところあと1件とな
    っています。早期着工できるよう頑張って進めていきます。
  
  ○佐古六番町交差点南側にある一方通行道路と旧国道との接続部で出会い頭事故が
    多い。また、その一方通行標識が高すぎて見えにくく、誤って進入するケースをよく見
   かける。是非対策を行って欲しい。
   →現在、一方通行道路側は赤色点滅信号ですが、それを無視する車輌が多いため事
    故になっています。住民の皆様の協力のもと、一方通行の逆転を行えば事故もなくな
    ると思いますが現状では厳しい状況です。標識の位置については現行法の制約があ
    り、高さ等を変えることは難しいのが現状です。
 
(ヒヤリ調査について)
  ○調査に協力するので、対策にきちんと反映してほしい。
  ○交通安全を進める上で反対する住民はいない。皆で協力して進める。


5.次回のワークショップについて

 第2回ワークショップは9月に開催する予定です。今後実施するヒヤリ調査結果をふまえた事故対策必要箇所の検討を行う予定です。