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2015年08月17日

~水難事故防止講習会(下流編)を開催しました~

  8月17日(月)、吉野川交流推進会議主催「交流体験inよしのがわ(下流編)」が鮎喰川梁瀬橋下流で開催されました、午後の部では19名の親子連れが水難事故防止の専門家である小谷寛二先生の指導のもと、水難事故防止について学びました。

  まず二人一組になり、実際に川に入って、流されたときの体勢の取り方を学びました。

  次に、スローバッグの投げ方、受け取り方についての実技講習がありました。スローバッグを投げるのは多少のコツが必要です。最初は上手くいかなかった子供達も小谷先生の指導で上手に投げられるようになってきました。
  また、救助される側の注意点として、ロープの握り方や救助者と反対側の肩でロープを持たないと、引っ張られる時に体勢を崩して腹這いになってしまい、川底の障害物でおなかを切ってしまう事について学びました。

  さらに、身の回りにある物を使って救助する方法も学びました。

  最後のおさらいとして、川の中に潜む危険な箇所の説明、川へ行く時の注意点、救命に使うスローバッグの使用方法等について、パネルを見ながら学習し、水遊びの時は“ライフジャケット着用が原則!!”とした講習が行われました。

  「水難事故を無くしたい」という小谷先生の思いが伝わって、大人も子供も真剣に取り組んでいました。厳しい中にもユーモアのある講義でした。

  水難事故防止をテーマとした講座は、本年度をもって7年目となります。小谷先生は、「鮎喰川で川遊びをする人を見ていると、ライフジャケットの着用率が年々着実に増えてきている」と仰っていました。このような地道な活動を継続し、正しい知識を持って川遊びをする人が増えていくことが、水難事故の減少に繋がると思っています。

 

(左)小谷寛二先生の講義 
(右)川に流されたときの正しい体勢の指導
 
(左)スローバッグの投げ方の練習状況 
(右)スローバッグの受取り方の練習状況
 
(左)身の周りにある物を使って、水難事故から 助かるための講習
(右)先生の説明に真剣に耳を傾ける子供達





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記事の分類: H27年度