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2014年10月18日

平成26年度第5回吉野川現地(フィールド)講座~吉野川のシオマネキに会いに行きませんか?~ を開催しました

  10月18日(日)、本年度5回目となる吉野川現地(フィールド)講座~吉野川のシオマネキに会いに行きませんか?~を、吉野川下流南岸河川敷の干潟で開催しました。
  講師には、干潟生物の専門家である河川・渓流環境アドバイザーの酒井勝司(さかい  かつし)先生をお迎えし、21名の参加者の皆様に干潟観察の指導をお願いしました。

  酒井先生には、吉野川の底生生物やその他の様々な生き物について説明をいただきました。なかでも徳島県の沿岸にも棲んでいる世界最大のカニである「タカアシガニ」の標本を使った説明は、数人の子供たちの手を借りて標本を完成させるものであり、その大きさに参加者の皆様もびっくりされていたようです。

  当日は秋晴れの抜けるような気持ちのいい青空であり、干潟の観察にはもってこいの天気でした。参加者全員で干潟のカニやハゼ類を採取し、テントに持ち帰って顕微鏡で詳しく観察を行いました。大きなシオマネキも採取でき、本講座のタイトルどおり参加者の皆様にはシオマネキに会っていただけました。

  観察後は採取した生物全てを元の干潟へ戻し、講座は終了です。参加者からは「カニの意外な生態がわかり勉強になった」、「泥だらけになったけど、カニを探すのは楽しかった」などの感想をいただいています。

  今後も、このような機会を通じて、多くの方々に吉野川のことをもっと知っていただきたいと思っています。

  なお、今回干潟観察会で確認できた生き物は「シオマネキ」、「チゴガニ」、「カクベンケイ」など12種類でした。


    
(左写真)河川・渓流環境アドバイザ-  酒井勝司 先生
(右写真)タカアシガニの標本

    
(左写真)シオマネキ
(右写真)干潟観察状況(1)

 
(左写真)干潟観察状況(2)
(右写真)干潟観察状況(3)

 
(左写真)顕微鏡を使用したカニの観察
(右写真)干潟観察会の参加の皆さん