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2014年01月18日
平成25年度 石井町防災訓練にて「ロープワーク講習会」を開催
1月18日(土)、石井中学校(名西郡石井町)にて石井町の住民および関係機関等、約1,300名を対象に平成25年度
石井町防災訓練が実施されました。その一環として「災害時に役立つロープワーク講習会」を開催しました。
※講習内容
パターン1(柱などへ結ぶ場合)
パターン2(ロープを繋ぐ場合)
【本結び(ほんむすび)】
別名「帯結び」とも呼ばれ、物をしばる時の基本となる結びであり、主に2本のロープを繋いだりする時に使用する結び方です。しかし、最初の手順を反対にすると“縦結び”となるので注意が必要です。
【ふな結び】
別名「ひと結び」とも呼ばれ、ロープの止め結びで杭や立木、竹等、ロープ先端部の結びに使われます。防災の最も基本となる結びで、元ロープに常に力がかかると固く結ばれ、力がかからないと簡単にほどけます。
パターン1
パターン2
(杭など端からの場合)
(柱など中央部での場合)
【髪括し(かみくくし)】
別名「巻き結び」「徳利(とっくり)結び」とも呼ばれ、物をたばねたり、両端に“力”がかかるところや、立ち木、杭等に結びつけるのによく使われます。
パターン1
パターン2
(支柱・杭などに結ぶ場合)
(自分の体などへ命綱として結ぶ場合)
【舫い結び(もやいむすび)】
舫う(もやう)とは舟と舟をつなぎ合わせたり、杭などに舟をつなぎとめる事です。
“結びの王様”ともいわれ命綱を筆頭に幅広い用途に使われます。
※ロープワーク講習会の様子
講習状況1
講習状況2
講習状況3
ロープワーク説明看板
当日は、天候も良く多くの参加者に受講していただきました。参加者の皆さんはロープの結び方を習得しようと、真剣に講師の説明に耳を傾けてくださいました。
また、過去の水防演習に参加された方から「以前に覚えていても時間がたつと忘れる。定期的にこのような講習会を開催してほしい。」と貴重なご意見を伺うことができました。
これからも皆さんと共に、このような講習会を通じて防災への意識を高められるように努めてまいります。