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2013年08月17日

吉野川の干潟観察にいってきました

 8月17日(日)に第2回「吉野川現地(フィールド)講座(干潟観察会)」を、吉野川下流南岸河川敷の干潟で開催しました。
  講師に河川・渓流環境アドバイザーの酒井 勝司(さかい かつし)先生を迎えて、30名の参加者に干潟観察についてのご指導をしていただきました。

 
酒井  勝司先生

〈 吉野川の干潟観察会イベント内容 〉

・吉野川の底生動物や、その他の様々な生き物について
・干潟観察会
・顕微鏡を使っての観察会
・カニについてのクイズ
・酒井先生の講評

 酒井先生は吉野川の底生生物についての説明に加えて、世界最大のカニである「タカアシガニ」など普段あまり目にしない標本を披露してくださいました。

 
タカアシガニの標本

  当日は、雲が太陽の日差しをさえぎって観察しやすい天候となりました。干潟では多くのカニが姿を見せており、より詳しく観察するために参加者全員でカニを捕まえる事にしました。

  ほとんどのカニは人が近づくと素早く巣穴に逃げ込み、最初はなかなか捕まえる事が出来ませんでしたが、アミを使ったり巣穴から出てくるのを待ってみたりと参加者各々が工夫しました。

 今回捕まえることができたのは、「アシハラガニ」・「シオマネキ」・「ハクセンシオマネキ」・「カクベンケイ」・「ケフサイソガニ」の5種類でした。

 
干潟観察状況                シオマネキ

  カニをテントに持ち寄ると、酒井先生が「吉野川のカニ類ガイドブック」を使って、姿や習性について分かりやすく説明してくださいました。

 また、顕微鏡を使用した観察ではカニの表面などを詳しく確認することが出来て、参加者はより一層興味を持った様子でした。

 
ガイドブックでの説明状況         顕微鏡での観察状況

  カニのクイズをみんなで行いました。


カニのクイズ実施状況


カニのクイズ

  観察後、カニは参加者により元の干潟に戻されました。 参加者からは、「楽しかった。」、「観察会にまた参加したい。」、「もっとカニを見ていたい。」など貴重な感想をいただきました。


カニを元の干潟に戻す参加者

  本講座の最後に酒井先生は、「天候に恵まれ、皆さんよく観察してくれました。このような観察を通じて、自然に親しんで下さい。」と講評してくださいました。

 今後もこのような機会を通して、多くの方々に吉野川のことをより深く知っていただきたいです。

Posted by at 9:20 午前
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記事の分類: リバーキーパーズイベント, 吉野川現地(フィールド)講座, H25年度