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2013年07月21日

水難事故防止講習会(下流編)を開催しました

  7月21日(日)、吉野川交流推進会議主催「交流体験inよしのがわ(下流編)」が鮎喰川梁瀬橋下流で開催されました、午後の部では約30名の親子連れが福山平成大学の小谷寛二教授の指導のもと、水難事故防止について学びました。
  川の中に潜む危険な箇所の説明、川へ行く時の注意点、救命に使うスローバックの使用方法等について、パネルを見ながら学習し、水遊びの時は「ライフジャケット着用が原則!!」とした講習が行われました。
 
その後実際に川に入って、流されたときの体勢の取り方を学びました。
 
救命に使うスローバックの投げ方の実技指導
 
  救助される側においても、ロープの握り方や、救助者と反対側の肩でロープを持たないと、引っ張られる時に体勢を崩して腹這いになってしまい、川底の障害物でおなかを切ってしまう。など実際の体験にもとづく方法について学びました。

  大人が子供を救助する実技の後、子供達も大人を救助する実技を行いました。最初は上手くいかなかった子供達も小谷先生の指導で上手に投げられるようになってきました。


 身の回りにある物を使って救助する方法も学びました。ペットボトルは、おへその位置で持つと大人でも浮くことが出来ることを確認しました。

  「水難事故を無くしたい」という小谷先生の思いが伝わって、子供達の眼差しが真剣になってくるのが手に取るようにわかりました。
厳しい中にもユーモアのある講義をありがとうございました。

 午前中に行われた、おさかな博士の川魚かんさつにおいて、「カジカの小卵型」が吉野川水系鮎喰川では40年ぶりに発見されました。
(徳島県立博物館自然課長、佐藤陽一  先生 談)

 この発見を機に多くの人が川に関心を持ち、川をきれいにする心と水難事故に対する正しい知識を身につけ、安心して遊べる環境づくりをしていきましょう。


Posted by at 1:16 午後
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記事の分類: H25年度