こころの「自然」がよみがえるプロムナード

 

太平洋の波の音と
いっしょに歩く
土佐路から、
峠を越えて、
南国ののどかな風景が
広がる伊予路へ。

ここで紹介する四国のみちは、高知県土佐清水市から愛媛県宇和島市までの約179km。

豪快な波しぶきをあげる黒潮に浸食された竜串の海岸、大堂海岸のみち。松尾峠の山みちは、かつて宿毛街道と呼ばれ、旅人が行き交った県境の峠みち。真珠の養殖で有名な宇和海の港町、そして、歴史を感じる街、宇和島へと、次から次へと表情豊かなみちが続きます。


高知県/土佐清水市〜宿毛市〜愛媛県/宇和島市/約179km

清水漁港
足摺宇和海国立公園の中心をなす観光拠点として、また漁業の町として発展している土佐清水市が、今号のスタート地点です。
竜 串
竜串を代表する海の造形美。砂岩が、海蝕、風蝕作用によって作った自然の美しさです。
片粕大橋
国道と別れて、旧道へすすみます。片粕集落を通り、静かな湾をぐるり。先に見える片粕大橋が国道です。

足摺サニーロード
足摺の名物、椿の花がポイントの足摺サニーロードの道路標識。木々の緑と海の青さの自然の中にとけこんでいます。
浦尻集落までの遊歩道
浦尻までのみちは、鳥の声も聞こえる遊歩道です。約1時間半の道のりですが、途中、道は海岸に出る海側の道と林の中の道に別れています。
観音岩
その姿が観音様の立ち姿に見えるという観音岩。

弦場の鼻
はるか右手に西海町の半島、愛媛県です。弦場の鼻と呼ばれている小さな岬の先端から見る景色です。
竜ヶ迫集落
おだやかな夕日が海にひかっている里のみち。山の斜面を利用した畑が続いています。ここ竜ヶ迫集落には、県の無形文化財で100年余の歴史がある獅子舞があります。
第39番札所 延光寺
土佐路最後の札所です。境内は、竹林と老木におおわれ、静かなたたずまい。本堂の横にある目洗い井戸には、飲み水に苦しんでいるのを見た大師が、清水を湧き出させたという故事が残っています。

松尾峠
松尾峠は、標高300mの峠です。土佐と伊予の境にあって、かつては宿毛街道と呼ばれていた主要路でした。今は、雑木林が繁り、落ち葉をふみながら歩く遊歩道になっています。大深浦の入口から愛媛県側の小山口まで約3.4kmの峠みちです。
第40番札所 観自在寺
御荘町の中心、平城の高台にあり、まちにとけこんでいる感じがします。807年に弘法大師が平城天皇の勅願により開いたといわれています。参道沿いには十二支守本尊八体仏が並んでいます。
内海ふれあいトンネル
車専用トンネルの横に歩道トンネルがあります。中に入ると冷たい風が吹きぬける950mの長いトンネル。

津島町
文豪「獅子文六」の名作「てんやわんや」の舞台となった津島町は、岩松川が流れのどかな町並みです。
天赦園
7代藩主伊達宗紀の隠居所の庭園。4月になると藤、6月はハナショウブの花が見事です。

このコース上にあるお四国さん
第39番札所 延光寺 第40番札所 観自在寺

お問い合わせ先
国土交通省四国地方整備局 地域道路課
〒760-8554 高松市サンポート3番33号 高松サンポート合同庁舎
Tel: 087-811-8323