「新四国のみち」対象地区決定について

○平成14年2月26日開催の四国地方整備局と4県で構成する「新四国のみち推進協議会」にて、次の4地区を「新四国のみち」対象地区に決定しました。
 
「新四国のみち」対象地区一覧表 (4箇所)
県 名
ルート名(仮称)
市 町 村
地 区 名
計画策定主体(仮称)
徳 島
衛門三郎を偲ぶ、
最後まで残った空海の道
神山町
神 山
神山町いやしのみち
ブロック別検討会議
愛 媛
水の郷、さいじょう
アクアルート
西条市
西 条
さいじょうアクア
ルートプロジェクト
肱南歴史のみち
大洲市
肱 南
肱南まちづくり
推進協議会
高知
昔なつかし四万十源流の里
大野見村
大 野 見
ほのぼの大野見
四万十源流倶楽部

「新四国のみち」新規に4地区決定
四国地方整備局と四国四県で構成する新四国のみち推進協議会(会長、西田壽起四国地方整備局長)では、昨年の9地区に続き、新たに4地区を新四国のみち対象地区として決定した。
今後、各地区では、地域の住民の方々や地域の団体による地区での推進会議を設け、整備計画の策定に着手することとなる。
新四国のみち推進協議会では、地域の整備計画の策定の支援や、策定された整備計画に基づくルートの施設整備等の支援を行うともに、施策の周知と併せた対象地区の紹介等の広報にも努めていくこととしている。
「新四国のみち」事業の定義
 「新四国のみち」とは、地域の資産となり、地域外の人たちにとっても魅力となる、安全快適な歩行者空間等(歩行者空間には自転車のための空間を含むことができる)整備事業をいう。具体には、遍路道、歴史的街道に沿う地域における 歩行者空間等及びこれら地域と鉄道駅、港等の交通拠点や道の駅等の休憩、情報拠点を結ぶ歩行者空間等を対象として、地域住民(自治会含む)、地域の団体(NP0、経済団体等)が道路管理者と一緒になって整備する個々の事業の総称である。

今回新たに決定した新四国のみち対象地区
・徳島県神山町神山地区の「衛門三郎を偲ぶ、最後まで残った空海の道」
 1,200年前に空海が歩いたという当時の面影を残すへんろみちがあり、毎年、手作りのイベントである「空海の道ウォーク」が定期開催され、参加者へのお接待を行うなど、交流活動も盛んである。又、地域ボランティアで清掃活動も実施されている。今後、これらのイベント等に活用される施設等(休憩施設、道標等)の整備や維持管理等について、地域住民と協働して進める。
 
・愛媛県西条市西条地区の「水の郷、さいじょうアクアルート」
石鎚山系の豊かな緑と伏流水を有し、城下町としての歴史文化遺産が点在している。まちの魅力を生かしたイベントである「うちぬきの水をめぐるウォークラリー」が開催されており、地域住民などによる清掃、美化活動が行われている。今後、これらの点在する歴史文化遺産を結ぶ散歩道「アクアルート」や休憩施設等を整備する。
 
・愛媛県大洲市肱南地区の「肱南歴史のみち」
肱南地区は肱川流域の自然環境に恵まれたエリアに臥龍山荘などの歴史文化遺産が存在し、「ポコペン横丁」等の手作りイベントやルートを活かしたウォーキング大会が開催されている。又、住民各自による花づくり運動や清掃活動が展開されている。
今後、町並みの景観保全を進めるとともに快適な歩行者空間や案内看板等の整備を進める。
 
・高知県大野見村大野見地区の「昔なつかし四万十源流の里」
大野見地区は四万十川源流域に位置し、信号機も国道もない山里で地域住民が中心になって整備した「大野見八十八ヶ所」などの歴史施設も多く、渓谷に紅葉を植裁するボランティア活動や道の清掃、美化活動も盛んに行われている。今後、ボランティアを主体とした山里の景観保全・維持管理と休憩施設や案内板等の整備を進める。
 
新四国のみち対象地区位置図 (PDF 205KB)