道の駅 「ビオスおおがた」

目の前に雄大に広がる太平洋。空と海の境界が分らないほどの青い空。そんな環境の中に建てられた「ビオスおおがた」を取材してきました。

館内は木材を多く使用し、ライトの明かりも落ち着いた感じで、ゆっくりのんびり商品を選ぶことが出来ます。
「ビオスおおがた」は、広い駐車場を囲うように2つの同じ形の建物で出来ています。正面から見て左側が、大方町とその周辺地域の情報発信の場「情報館」。そして右側は大方町や近隣町村の生鮮野菜や魚介類、またお土産品を販売する「物産館」で構成されています。「物産館」の奥にはそれらの食材を利用した「ひなたや食堂」があり、地元や県外のお客様に大変喜ばれています。

インタビュー

大方町から管理者として指定を受けている(有)ビオスの社長にお話を伺いました

土居忠 社長

この場所に「ビオスおおがた」をオープンした理由をお聞かせください。
大方町のお土産を買える場所をつくりたいというところから始りました。他にもたくさんの理由がありますが、この計画が始まったひとつの理由ですね。
この場所は、国道56号線沿いの土佐西南大規模公園の中にあります。また、太平洋も一望できますしとてもいい場所だと思います。
「ビオスおおがた」をオープンしてよかったと感じる事は何ですか?
我々が管理している物産館は、地域の雇用確保、高齢者の生きがいづくり、経済効果の拡大などを目的に建設されました。また、お隣の情報館は幡多地域の情報発信などを目的に建設をされています。そうした施設のあり方を町民や県外の方たちが理解し、喜んでくれたと時が、「本当にオープンしてよかったなあ」と感じます。
また、高齢者の方たちが朝早く出品した野菜などが、夕方きれいさっぱり売れている事を喜んでくれる時がとても嬉しいですね。
現在進めている新しい計画があれば教えてください。
地元の子供達に「ビオスおおがた」を活用して、商売の仕組みなどの勉強をしてもらう計画も進めています。

出品者にお話を伺いました。

野菜を定期的に出品していただいている、二宮さん(74歳)にお話を伺いました。

地域で生産された農産物がその地域で消費されることはすばらしいと思います。 自分はUターン組みですが、農産物を作る土地を借りて、過去に育てたことのある野菜を作っています。
わずかでもこの商品が売れていくことは、我々のような高齢者の健康増進につながる事であり、この試みは大事なことだと思いますね。

都会で生活している時は、安心安全な商品を選んでいたので、今はその気持ちで商品を作っています。特に減農薬で安全な野菜の生産にこだわっていきたいですね。
道の駅が出来て大変良かったです。高齢者の方たちも「生きがいのある生活」が出来ています。とてもありがたいですね。地域の人たちへ、更に伝え広めて行きたいと思います。

今後の抱負として、体が健康な間は出来るだけ続けていきたい。虫が喜んで食べた跡のある野菜を作り続けたいですね。

最後に「売上金額より、まず生きがいでしょう。」と笑顔で語ってくれました。

物産館の紹介

物産館内では、大方町の特産物やその周辺地区の特産品を販売。
(町内品が7割、周辺地区の商品が3割と、地域密着型の販売店となっています。)

「ひなたや市場」は、鮮魚・野菜・お土産品・ひなたや開発品の4部門に分かれています。
館内は木材をふんだんに使っており落ち着いた雰囲気で買い物が楽しめます。

海の近くの「道の駅」らしく、毎朝とれる新鮮な魚介類が揃っています。
とれた魚介類を直接出品していますので、安い価格で購入出来るのが嬉しいですね。魚の干物から、刺身やタタキまで幅広く販売しています。

毎朝、地域の出品者が持ってくる新鮮でみずみずしい野菜が所狭しと並んでいました。
多品種を多く販売していますが夕方にはほとんどなくなるそうです。

「ビオスおおがた」ではソフトクリームの他に、手作りアイスも販売されています。
(新聞などでも紹介されるほど人気の高い商品の一つだそうです。)
特に文旦シャーベットやグアバアイスなどは、ここでしか手に入らない逸品です!
「塩アイス」に関しては、大方町で作られた天然の塩を使っていて、甘さと程よい塩加減がとてもマッチしていました。

豚包(トンパオ・写真左側)と揚げ豚包(写真右側)。
これは地元の高知県立幡多農業高校と、研究に研究を重ねて開発してきた共同開発の「豚まん」だそうです。
もちろんレシピは秘密のようですが、中のアンの部分は厨房の板前さんが毎日手作りで作っているそうです。
毎日、限定100個で販売していますが、夕方には完売というのも人気がある証拠ですね!
ほかにも「エビチリまん」や「さつまれもんまん」など現在は4種類あるそうです。一度食べたらやみつきになること間違いなし!。

「道の駅 ビオスおおがた:物産館ひなたや」の公式ホームページ

情報館の紹介

情報館では、西南大規模公園内を中心に大方町の情報発信の場となっています。

館内に入り、一番先に目に飛び込んでくるのが、体長10mほどの大きなクジラの骨です。これは大方町の沖に実際泳いでいた鯨だそうで種類はミンククジラ。大方町にホエールウォッチングに行った方はご存知と思いますが、よく見られるニタリクジラとは少し種類が違うようです。地球上に存在する最も大きな哺乳類と言われるだけあり迫力満点。

大型と中型のプラズマテレビが、広い展示室の両端に各1台設置してあり、そこでは大方町に住むさまざまな達人の紹介がされていました。

また、情報館は大方町公園管理協会が管理運営をおこなっています。公園内の植木などはとてもきれいに整備されており、この公園を訪れる人達を気持ちよく迎えようとする優しい心が透けてみえました。

食事場所 ひなたや

"おおがたの台所"と名前の付いた、お食事処「ひなたや」をご紹介します。

こだわりは、大方町の旬を提供すること。更にごはんは全てかまど炊きのこだわりよう。土日などの混みあう日には、ごはんが炊けるのが間に合わず、お客様を待たせてしまうこともあるそうです。お客様もそのあたりは分かってくれている方が多く、のんびりとご飯が炊けるのを待っている。なんとものどかな大方町の風景といったところでしょうか。

また食材には、大方で取れた旬の魚介類をはじめ野菜や果物を使用しています。
定番のカツオのたたき料理や、マグロどんぶりなど、一度は食べてみたい料理が並んでいます。更にここで使用している食塩は、近くの海からの恵み天日塩を使用しているそうで、一つ一つにこだわりを感じます。

太平洋を一望

「ビオスおおがた」の特徴の一つとして、太平洋を一望できることがあげられます。長さ4kmに及ぶ砂浜や海岸線に林立する黒松の情景は、訪れる人達に人気のスポット。
近年は、サーフィンを楽しむ場所としても有名になりました。 この海に観光や、サーフィンに訪れた方たちにも、「ビオスおおがた」は休憩所・お食事の場所・お土産物を買う場所として利用されています。

イベント情報

大方町では「私たちの町には美術館がありません。美しい砂浜が美術館です。」のコンセプトのもとに1年を通してさまざまなイベントをおこなっています。
代表的なイベントとして毎年GW時期に行われるTシャツアート展があります。数百枚の個性あふれるTシャツが潮風にゆられ、県内外から訪れる観光客を楽しませています。
その他、毎年お盆の時期に行われる「シーサイドギャラリー夏」や、秋に行われる「潮風のキルト展」もお馴染みのイベントになりました。