道路橋の予防保全

■四国管内 直轄国道における橋梁の現状  〜これから急速に進む橋梁の高齢化〜

 これまで橋梁を含む社会資本は戦後の高度経済成長ととともに着実に整備されてきました。しかし、これらの社会資本の高齢化が進行し、適切な維持管理を行わなければ安全性が損なわれる恐れがあります。
  四国地方整備局が管理する道路橋は、平成22年度末時点で2,070橋ありますが、1955年度から1973年度にかけての高度成長期に全体の約44%にあたる 914橋が建設されています。今後これらの高齢化が一斉に進むことから、安全性・信頼性を確保していくために、集中的に多額の修繕・架替え費用が必要となることが懸念されます。

 

 また、四国管内における建設後50年以上経過した橋梁数の全管理橋梁箇所数に占める割合は、現在の13%から10年後には約3倍の45%となり、さらに20年後は約5倍にあたる66%まで急激に増加します。




■橋梁の長寿命化による効果  〜中長期的にライフサイクルコストを縮減〜

 損傷が軽微な段階で適切な補修を行うことで橋梁の長寿命化が図られ、ライフサイクルコストの縮減に繋がる予防保全型管理を目指しています。

 

橋梁の長寿命化修繕計画
平成23年4月
(PDF:2.3MB)

 



■橋梁の定期点検  〜全体の約4割で重度な損傷が発生〜

 四国管内の直轄国道における橋梁は、5年に1回の定期点検により、損傷状況を把握しています。
平成22年度末時点で、管内2,070橋のうち約4割の橋梁で重度な損傷が発見されており、5年以内を目標に計画的に補修を実施しています。

橋梁点検車による点検
船による点検
目視によるひび割れ点検




■地方公共団体への支援  〜人材育成、現地診断など技術的支援〜

 四国地方整備局では、管内の地方公共団体においても橋梁の健全度を把握し、事後保全から予防保全への転換を円滑に行うことができるよう、技術的支援を実施しています。

○橋梁マネジメント現場支援セミナー(H16年度〜)

 

 地方公共団体職員を対象とした橋梁点検技術、点検結果診断技術の講習会を開催しています。これまで四国4県40市町村職員の約200名に受講いただいております。

 

 

 

○自治体管理橋梁の現地診断支援

 地方公共団体が管理する橋梁において重度または複雑な損傷等が発見された場合、その橋梁管理者からの要請により健全度把握のための現地診断等の支援を実施しています。