【目的】
四国遍路は四国霊場八十八箇所を巡る全長約1400㎞のルートからなり、年間約15万人が参拝し、その内、歩き遍路は約3千人と言われていますが、交通安全上の環境は、十分とは言えない状況です。

これらの現状を踏まえ、四国地方整備局管内の直轄国道の内、多くの歩き遍路の方が利用すると考えられる区間を選定し、そのうちの危険箇所について歩道設置などを行う緊急3箇年対策プログラムを策定、お遍路文化の支援を行っています。
 


【取り組み内容】

■直轄国道の歩き遍路の経路約300kmのうち歩道がない箇所、歩道が狭隘な箇所について危険度を点検
■線形不良箇所や歩道のないトンネルなど特に危険と思われる約27kmを抽出
■3箇年プログラム(H19~H21)として対策を推進

【歩き遍路区間の歩道整備状況】


 

【具体的対策】
■内装板設置や照明増設などのトンネル対策
■高輝度区画線の施工などの区画線等
■路肩部のカラー舗装などの路肩整備
■歩道未整備箇所などにおける歩道整備

【危険箇所の対策別内訳(県別内訳)】

 

【対策の具体例】
○トンネル対策(内装板設置と照明増設)

○路肩整備及び区画線等(路肩カラー舗装と高輝度区画線の設置)

○歩道整備(歩道未整備区間における歩道整備)


【年度別・県別整備延長(累積)】

 

【各年度の整備延長】
H19年度・・・2.4km整備
H20年度・・・6.7km整備
H21年度・・・18km整備予定

■H20末の進捗率は約34%

■H21末で100%の予定