<四万十川サミット>
四万十川サミット

1.四万十川大学院の経緯
 四万十川大学院は、平成5年4月に採択された四万十川サミット宣言に基づき、流域の人材育成、交流の場として、平成7年より流域12市町村で随時開催され、平成14年度に十和村で実施された第10回四万十川大学院をもって、流域を一巡して開催されたことなる。
 四万十川大学院では、四万十川サミット宣言に基づく「水」「景観」「生態系」「生活文化」「流域の振興」の5つのテーマに関する講演を実施してきた。また、講演を聴くだけでは、大学院としての十分な成果があがらないということから、第5回大学院より第二部制を導入し、地域リーダーのパネルディスカッション、ワークショップ、子供のイベント等、参加者の主体的な参加を促す取り組みを実施してきた。
■第1回 四万十川大学院 平成7年1月24日開催  高知県檮原町
・スライドで見る四万十川     東中筋小学校長      本田 祐造《景 観》
・流域圏構想と四万十川      (株)東京海上研究所理事長 下河辺 淳《流域振興》

■第2回 四万十川大学院 平成7年7月11日開催  愛媛県松野町
・自然と共生する川づくり        愛媛大学工学部教授 鈴木 幸一《生 態 系》
・観光事業からみた河川の役割と課題  名桜大学国際学部教授 小谷 達男《流域振興》

■第3回 四万十川大学院 平成7年10月11日開催  高知県大正町
・四万十川の自然環境と生物          宿毛高校教諭 澤田 佳長《生 態 系》
・四万十川の清流保全と浄化対策       琉球大学農学部 比嘉 照夫《 水 》

■第4回 四万十川大学院 平成8年7月11日開催  高知県窪川町
・四万十川の自然環境保全のあり方
            高知県自然観察指導員連絡協議会会長 澤良木庄一《生 態 系》
・四万十川流域圏の地域経済について  香川大学経済学部教授 井原 健雄《流域振興》

■第5回 四万十川大学院 平成9年10月16日開催  愛媛県三間町
・魚と人の共生をめざして         愛媛大学名誉教授 水野 信彦《生 態 系》
・最後の清四万十川の魅力               女優 磯村みどり《生活文化》

■第6回 四万十川大学院 平成10年11月13日開催  高知県中村市
・対談 こども達を四万十川へ          高知県知事 橋本大二郎
                           女優 宮崎 淑子《生活文化》

■第7回 四万十川大学院 平成11年12月11日開催 
・白井貴子マーガレットリバー ライブ&トーク
    シンガーソングライター 白井 貴子 《生活文化》
・四万十川の水質             高知大学名誉教授 今井 嘉彦《  水  》

■第8回 四万十川大学院 平成12年10月14日開催 
・女性が語る四万十川の未来「四万十川の美しさとその明日」
                         タレント 大桃 美代子 《生活文化》
                   森林インストラクター アウテンボーガルト千賀子
・人の勝手都合と魚たち−魚から見た四万十川−
                     高知大学名誉教授 岡村 收《 生態系 》

■第9回 四万十川大学院 平成13年10月27日開催 
・四万十川に愛され海に恋される森をめざして    作家 C.W.ニコル《 生態系 》
・川や森、自然の復元をめざして
            (株)西日本科学技術研究所代表取締役 福留 脩文《 生態系 》

■第10回 四万十川大学院 平成14年11月9日開催
 ・四万十川の水質保全を考える       東京大学名誉教授 松本 聰《 水 》