|
1.概 要
国土交通省那賀川工事事務所では、那賀川水系の直轄管理区間で植物の生息状況を調べた「平成12年度河川水辺の国勢調査」の結果を発表します。
現地調査は、那賀川4箇所、桑野川1箇所で植生相調査を、直轄管理区間内の全川踏査を行い植生図作成調査を、その他群落組成調査、植生断面調査を行いました。また、文献調査や地元関係者からの聞き取り調査も行いました。
今回調査の結果、609種の植物を確認しました。前回調査(平成7年度調査)の464種と比較し、145種多い植物を確認しました。
特定種として、環境省のレッドデータブック2000で「絶滅危惧U類」に指定されているフジバカマが那賀川で確認されるなど、計11種の特定種を確認しました。
フジバカマは、キク科の多年草で、秋の七草の一つとして知られ、川の堤防川岸など撹乱性の高い、ややしめった草丈の高い草地内にまれに生え、分布は本州(関東地方以西)、四国、九州で花期は一般には8〜9月とされ、今回調査では10月中旬に開花を確認しました。近年河川開発、道路工事、植生の遷移などにより減少しており、県内では那賀川の他、勝浦川、園瀬川で確認されています。
国土交通省では平成2年度から、全国の1級と主要な2級河川を対象に、昆虫や鳥類、植物などを毎年1項目ずつ順番に生息調査しており、那賀川工事事務所が植物を調査対象とするのは平成7年度以来2回目です。
2.今回取りまとめた調査
[河川版]
生物調査編 植物(平成12年度)
|