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浸水想定区域図 ─ 国土交通省 四国地方整備局 那賀川河川事務所
水防法第10条の4に基づく浸水想定区域の指定及び指定区域における浸水深の公表について (那賀川水系那賀川)
□ 浸水想定区域図の指定及びその指定区域における浸水深の公表について
平成13年7月3日に改正水防法が施行され、那賀川水系の洪水予報河川那賀川において、平成14年1月31日に浸水想定区域が指定され、その指定の区域及び浸水した場合に想定される水深を設定しました。
浸水想定区域図の指定区域及びその指定区域における浸水深は浸水想定区域図に記載され、四国地方整備局及び同那賀川工事事務所に備え置き、一般の縦覧に供します。また、関係4市町(阿南市、小松島市、那賀川町、羽ノ浦町)への通知も行います。
浸水想定区域図の公表主旨及び目的
平成13年7月3日に水防法が改正施行され、水防法に基づき洪水予報河川である那賀川水系那賀川においても平成14年1月31日に浸水想定区域図の指定及び浸水深の公表を行いました。
近年、治水事業の進展により甚大な水害は減少しているが、都市化の進展や人口、資産の集積が進み、平成12年9月に発生した東海地方の水害の教訓として、的確な水災関係情報の伝達、住民の円滑かつ迅速な避難の確保等の水災による被害の防止・軽減のための、様々な課題が指摘された。このような近年の水災の現状を踏まえ、円滑かつ迅速な避難の確保により水災の被害軽減を図る観点から、洪水予報河川の拡充並びに浸水想定区域の公表及び避難措置等を行うため水防法が改正されたところです。
洪水予報河川とは、洪水により相当な被害が生じるおそれがある河川について国土交通大臣または都道府県知事が指定した河川であり、国土交通大臣が指定した河川は、192河川あります。
浸水想定区域図については順次公表しているものであり、全国192河川の内18河川(四国では8河川の内2河川〔四万十川、土器川〕)が既に公表しており、今回全国で新たに25河川(四国では新たに4河川〔那賀川、物部川、仁淀川、重信川〕)を公表します。今回の公表により全国で22.4%(四国で75.0%)が公表したことになります。
那賀川浸水想定区域では、那賀川において現在計画している概ね100年に1回程度起こる大雨(2日間の総雨量640mm)より那賀川の堤防が破堤等した場合に浸水する区域を浸水深毎に区分けしたものである。
浸水想定区域内の面積、人口等は、次のとおりである。浸水面積 : 約5,300ha、浸水人口 : 約44,000人、床上浸水 : 10,600戸、床下浸水 : 2,200戸、被害想定額 : 約4,900億円。(平成8年版国土数値情報より)
今後、浸水想定区域図、浸水深を基に市町村は地域防災計画等に反映していくこととなります。
□ 浸水想定区域の指定及び指定区域における浸水深の設定等について
□ 浸水想定区域
今回指定される浸水想定区域は、指定時点の那賀川の河道の整備状況を勘案して、洪水防御に関する計画の基本となる降雨である概ね100年に1回程度起こる大雨が降ったことにより、那賀川が堤防決壊等により氾濫した場合に想定される浸水の状況を、シュミレーションにより求めたものです。
なお、このシュミレーションに当たっては、支川の氾濫、想定を越える降雨、高潮、内水による氾濫等を考慮していませんので、この浸水想定区域に指定されていない区域においても浸水が発生する場合や、想定される浸水が実際の浸水深と異なる場合があります。
◇ 参考 : 浸水想定区域の性格
浸水想定区域は、計画の基本となる降雨を前提として、河川の整備状況に照らして浸水が想定される区域をしめすものであって、その他の区域と水災に対する安全度の違いを明確に分けるものではありません。
□基本事項
項目 | 説明・内容 |
---|---|
○作成主体 | 国土交通省四国地方整備局那賀川工事事務所 |
○指定年月日 | 平成14年1月31日 |
○指定の根拠法令 | 水防法(昭和24年法律第193号)第10条の4第1項 |
○対象となる洪水予報河川 | 那賀川水系那賀川 (実施区間:左岸 阿南市十八女町宮ノ前13番地先から海まで、 右岸 阿南市加茂町大西56番1地先から海まで 平成8年3月22日運輸省建設省告示第1号) |
○指定の前提となる計画降雨 | 那賀川流域の2日間総雨量640mm |
○関係市町 | 阿南市、小松島市、那賀川町、羽ノ浦町 |
○その他 | はん濫シミュレーションは、二次元不定流モデルで、計算メッシュは250mで行っている。 地形図は、各市町の都市計画図(阿南市:平成8年1月及び平成9年3月、小松島市:平成7年10月、那賀川町:平成13年3月、羽ノ浦町:平成7年8月 作成)を基に、平成13年に一部修正を行っているが、現状が変更になっている場合もある。 この図は、那賀川水系那賀川においての浸水想定区域図であり、那賀川水系桑野川のはん濫については考慮していない。 |