毎年7月21日から31日は
「森と湖に親しむ旬間」です。



 
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パネルディスカッション
「山を守る地域を生かす森と水〜水源地域を支える人のネットワーク〜」
 昨年は史上最大数の台風が日本列島を襲い、四国、北陸の河川が氾濫した。新潟県では中越地 地震が発生、土砂崩れ、崩落が各地で発生した。中山間地域では高齢化が極度に進んで田畑は耕 作放棄され、山の管理も手が回らない。四国は、吉野川、四万十川をはじめ、豊かな自然と川の恵みがある。しかしその源流域の山村も例外ではない。全国平均を上回る高齢化で森林河川の維持に暗雲が垂れ込めている。昨年の自然災害を再度見つめながら、どう環境を保全するのか、水資 源地域の活性化がどのような未来を切り開いていくのかを考えていく。
第1部
 「環境保全と治山治水」〜山村荒廃の現状と流域の安全、安心とは〜

 都市集中の中で取り残された中山間地域の疲弊した姿をデータで確認する。過疎、高齢化、山村の荒廃と併せて、抱える問題点、水資源の確保、土砂災害の防止をどうするのか、吉野川源流域、早明浦ダムに照射しながら、水源地域に生きる人たちの暮らしと下流域での暮らしの関係を通して考える。
第2部
 「森と水を生かす地域おこし」
    〜健全な森と水と人の関係をどう取り戻すか〜

 メカニックなデジタル社会では、逆にゆったりと自然にひたる時間が欲しくなる。イギリスやドイツのように、日本でも近い将来、森と水のある空間を求めて、都市から山村に向かう人の流れができると思われる。健全な森と水と人の関係、水源地、流域の価値を探りながら、まだまだ経済優先の日本社会でどのように健全な関係を取り戻すかを考える。
第3部
 「森と水を次世代にどう継承するか」
    
 四国には多くの河川保護NPOが存在する。4県のNPOは協力し合って、子どもたちに各県の川の特徴やその魅力をお互いに実体験させるなど、次世代に森と水の精巧な仕組みを継承させようとしている。近くに自然がありながら、本当の自然を知らない子どもたち・・・将来の森と水の担い手である子どもたちに、どう重要性を伝えていけばよいのかを探る。
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