道の管理
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道の管理

私たちの仕事は、道をつくることだけではありません。つくった道の利用が始まり、年月を重ねれば、傷んだり汚れたりするからです。こうした道は、そのままにしておくわけにはいきません。より安全に、より気持ちよく利用できるよう、問題を改善し続けるのも私たちの仕事です。

パトロールしています

パトロール中の写真
道路のパトロール
道路のパトロール(注1)では、パトロールカーで路上に物が落ちていないか、穴があいていないかなど異常の有無をチェックしています。また、標識やガードレールは壊れていないか、道路情報を表示する表示板が正しい情報を流しているかなども大切なチェックポイント。定期的に歩道を歩くパトロールも行っています。
(注1) 松山河川国道事務所には、西条国道維持出張所、松山第一国道維持出張所、松山第二国道維持出張所と3つの出張所があり、それぞれのエリアをパトロールします。各担当エリアはこちらのページを参考にしてください。

パトロールしています

道を常に正常な状態に維持する
防災対策
安全安心な道を維持するために
安全で快適な提供するためにパトロールによるチェック等に基づいた路面の小さな穴の補修や照明灯、ガードレール等の部分的な補修や取り替えや植樹帯の除草や街路樹の剪定。冬の除雪や凍結防止剤の散布をするなどの道路の維持・修繕を常時行っています。
思わぬ災害を防ぐために
山崩れや、落石など思わぬ危険が潜んでいる山間部。このような危険個所を安全に通行できるよう点検を行い、防災対策を実施しています。例えば落石を防ぐためのネットをつけたり、道路に沿ってよう壁を築いたり、山が崩れてこないように山肌を押さえる工事をしたりします。

トンネルの安全設備

警報機
もし、トンネル内で事故が起こったら、あなたならどうしますか? どうやって助けを呼びますか? 携帯電話の電波も通じにくいかもしれません。国土交通省ではこうした事態に備えてトンネル災害の連絡システムを整備しています*。

もし、火災や事故が発生した場合、トンネル内の警報機**を押して下さい。すると近くの警察や、消防、国土交通省の事務所に連絡が入ります。トンネルには非常電話もありますので事故状況を知らせる時に利用して下さい。

* 管内では、粟井坂トンネル、大谷トンネル、河之内トンネル、犬寄トンネル、三坂道路 三坂第一トンネルの5つ。
** トンネルによって数は異なりますが、数十mごとに設置しています。

歩行空間の整備をしています

道もバリアフリー化!
バリアフリーの推進
歩行者が安心して通行できるようにするために行われているのが、歩道の整備。特に近年はバリアフリーに力を入れており、歩道と車道や軌道敷との段差をなくしたり、勾配をゆるやかにすることでお年寄りや体の不自由な方、車椅子やベビーカーを利用する方など誰もが使いやすい歩行空間をつくっていきたいと思っています。

電気通信関係

災害時の連絡手段の確保
国土交通省は、各出張所、施設を「多重無線設備」という独自の通信回線で結んでいます。これは、電話やFAX、雨量や川の情報、道の情報などのデータを1台の無線機によってまとめて伝送することができ、一つの中継所に障害が発生しても、自動的に別の中継所を迂回することができるシステムで、災害緊急時にも確実に情報のやり取りができるようになっています。また道・川・ダムの管理に必要な設備や道路照明、トンネル非常設備、道路情報表示装置などの設備、川や道、地震などのデータ処理を行う電子応用装置もあり、あらゆる事態に対応できるようにしています。
電気通信関係の写真

電線共同溝説明図
光ファイバー通信回線
光ファイバーのケーブルは地中深くを通っているので、災害に強い通信回線として現在、全国で整備が進んでいます。私たちは、光ファイバーケーブルの設置には積極的に取り組んでおり*、光ファイバーを道や川の情報の管理や防災対策などに利用しています。例えばCCTVというカメラを設置して国道や重信川を常時チェックしています。
電線共同溝
歩道上の電柱は歩行者等の通行を妨げ、上空に張り巡らされた電線類と共に街の景観を損ねています。また、大地震や台風時等に電柱が倒壊すれば道路の通行障害となったり、電気供給や通信網が遮断され、社会生活にも大きな影響を及ぼします。これらの問題を解決するのが、上空の電線類をまとめて歩道の地下に収納する施設「電線共同溝(通称C・C・BOX)」です。

住民の参加で道を美しくする「あいロード」

あいロード説明図
ボランティア活動
「あいロード」は、平成9年度から松山河川国道事務所が推進している「ボランティア・サポート・プログラム」(注1)の愛称。これは地域の住民、市町村、道の管理者が協力して、草とりや植樹など道路の清掃美化を行うボランティア活動のこと。これを通して、普段使っている道への愛着を深め、より美しく利用していただければ…と考えています。
(注1)アメリカで実施されている「アドプト・ア・ハイウェイ・システム」 を参考にしたものです。