安全で快適な道づくり
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安全で快適な道づくり

4車線化された国道56号線の写真 安全で快適な道づくりを進めるには、まず、どこにどんな問題があるかを知る必要があります。
その上で、どのような道づくりをすれば、限られた予算の中で効率よく問題が解決できるのかを考えていかなければなりません。

渋滞を減らします

課題
松山市に流入する交通量は、約10年間で3割以上増加しており、松山環状線の交通量は一日5万台を超え、飽和状態にあります。放射線道路(国道11、33、56、196号)と松山環状線との交差部などで渋滞が発生しており、交通容量の拡大及び外環状道路の整備が必要です。愛媛県民一人が渋滞により無駄に消費している時間は一年間で約29時間と経済活動にも多大な悪影響をもらたしています。
対策
○交通が集中する松山都市圏の放射状道路の全線4車線化に向けた現道拡幅整備を実施します。
○地方部の市街地を通過する交通の分担を図るバイパス整備や交差点改良を推進します。
○天山交差点の立体化など早期事業化に向けた検討を市民の皆さんと共に進めます。

確実に通行できる道をつくります

課題
愛媛県の直轄道路における事前通行規制区間率は8.1%で、全国平均5.1%に比べて約1.6倍と高くなっております。特に国道33号は傾斜が急で険しい四国山地を通過し、崩れやすい地質の地域を多く有するため、異常気象時には落石や土砂崩れ等の危険性が高く、異常気象による通行規制時には県内で約14万人が高次医療サービスを受けることができず孤立してしまいます。
対策
事前通行規制区間(詳しくはこちら)解消のため、下記の整備を進めます。
○現道の防災対策事業を実施し、国道33号の事前通行規制区間の全面解消を目指します。
防災対策事業の写真
事前通行規制により
高次医療サービスを
受けられない
久万町、美川村、柳谷村(現久万高原町)
孤立人口は約11,000人
事前通行規制区間の地図

交通事故を減らします

課題
愛媛県全体の交通事故死亡事故件数は、減少傾向にありますが、全体の約3分の1を直轄国道が占めています(平成23年)。また、全事故件数に対する高齢者事故率は、近年、増加傾向にあります。歩道整備や交差点改良、案内標識と車線のカラー化など、高齢者や交通弱者にやさしい道づくりが必要です。
対策
事故の状況を分析してみると渋滞している道、交通量が多い道、交差点での死傷事故率が高いことがわかりました。安心に通行できる、事故のない道づくりのため、以下のような事業を進めていきます。
○事故の多い松山中心部の放射状道路の拡張に伴って歩道整備をします。
○バイパス延伸に伴い歩道整備をすすめます。
○緊急性の高い箇所を重点的に歩車分離の自歩道整備を推進します。
  • 歩道整備の写真1
  • 歩道整備の写真2

景観に配慮した道路整備

幹線道路における立体化などの整備において、個性と歴史ある都市としての良好な景観を継承しながら多くの住民や来訪者により親しまれる道路空間づくりを進めています。
  • 国道11号小坂交差点立体化写真
    国道11号小坂交差点立体化
  • 国道196号ガードパイプ写真
    国道196号ガードパイプ