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■物部川は、右岸側に典型的な扇状地低性地が形成されていることから、その氾濫域は流域外にまで広がり、高知龍馬空港、高知大学等の重要施設と住宅地等多くの資産が集中しているため、ひとたび氾濫すると被害は甚大となります。
江戸時代の初期に、土佐藩家老職の野中兼山が山田堰を始めとする利水事業に合わせて両岸に堤防を築きましたが、弱小堤であり度々大きな出水被害を被ってきました。
その後、大正・昭和初期の相次ぐ出水等を契機として、昭和21年から国による直轄管理・改修事業に着手しています。
■昭和43年2月からは深渕地点で4,740m3/sの流量に対応する河道整備を進めてきましたが、平成19年3月に物部川水系河川整備基本方針が策定され、深渕地点で4,900m3/sの流量に対し河道整備を進めていくこととなりました。
また、これまで定められていなかった流水の正常な機能を維持するため必要な流量を利水の現況、動植物の生育・生息等を考慮して、杉田地点でかんがい期おおむね18m3/s、非かんがい期おおむね10m3/sと定めました。
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