仁淀川流域の概要(利水編)

急峻な地形や豊富な降水量を利用した水力発電のほか、農業用水や工業用水、水道水としても利用されています。


面河ダム

面河第三ダム

大渡ダム

筏津ダム

水利用

仁淀川流域では、仁淀川の豊富な水の恵みを受け、上流部では発電用水、農業用水、工業用水等に利用され、加田から下流では農業用水、水道用水等として利用されています。

利用量としては発電用水が最も多く、豊富な水量と急こう配の地形から生じる落差を利用し、現在では大正10年に完成した土居川発電所をはじめ、柳谷発電所等20箇所の発電所により総最大出力約198,200kWを発電しています。

その次に農業用水が多く、仁淀川下流域に広がる高岡・弘岡平野では、鎌田用水、吾南用水により稲作をはじめ、野菜や果物を中心とするハウス園芸も盛んに行われており、そのかんがい面積は約14,000haに及んでいます。

また、下流域では、仁淀川の伏流水を取水し、高知市の水道用水として利用されているほか、いの町の製紙会社などでは工業用水としても利用されています。

 


 

水質

仁淀川水系の水質のうち、本川の水質は概ね環境基準を満足しており、良好な状態です。

下流域に流入する支川である日下川、宇治川、波介川は改善傾向を示しており、今後においても関係機関と連携を図り、 浄化施設の整備などの対策を実施し、水質の改善を図る必要があります。

 

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