国土交通省 高知河川国道事務所

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過去の出水状況

戦後の主な洪水と被害

発生年月日 原因 伊野上流
2日雨量
(mm)
伊野地点
最大流量
(m3/s)
被害状況
昭和20年
9月17日
台風16号
(枕崎台風)
不明 (12,000) 枕先に上陸し米子へぬけた猛烈な台風、雨量長者で607mm、池川432mm。高知県内の死者不明者17名。
(家屋全・半壊2,364戸、床上浸水2,024戸、床下浸水425戸)
(高知県全域)
昭和21年
7月29日
台風 不明 (11,000) 豊後水道北上、川内村大内の堤防決壊、大崎村では山崩れ。
いの町で流出家屋10数戸、床上浸水1,200戸。
(家屋全・半壊209戸、床上浸水3,570戸、床下浸水1,966戸)
(高知県全域)
昭和34年
8月8日
台風6号 310 4,200 四国南端をかすめ、仁淀川大洪水。
昭和36年
9月16日
台風18号
(第2室戸台風)
457 7,300 室戸岬に上陸、仁淀川大洪水、伊野、中島警戒水位を1m余り超過、死者2名。
昭和38年
8月9日
台風9号 530 13,500 四国南方海上を北々西進、仁淀川大洪水、水位中島10.6m、災害救助法適用。(中村市、須崎市、土佐市、日高村、 伊野町、越知町等3市4町7村)
(家屋全壊3戸、床上浸水1,569戸、床下浸水289戸)
昭和45年
8月21日
台風10号
(土佐湾台風)
249 約6,900 佐賀町に上陸、横断して広島東部を日本海に抜ける、仁淀川はん濫、宇佐床上浸水739戸、災害救助法適用。(土佐市、春野町、越知町、伊野町など26市町村)
昭和46年
8月29日
台風23号 不明 9,500 足摺に再上陸して海岸沿いに東進、南国市に再々上陸、県全体強風豪雨に襲われ、伊野町枝川で国道33号浸水、 死者3名、災害救助法発令、国税県税減免措置を発表。
昭和50年
8月17日
台風5号 528 13,500 宿毛市付近に上陸し山口県を北上、災害救助法適用。(高知市、土佐市、日高村等19市町村)
さらにこれらの市町村は、10月に激甚災害の指定。
(家屋全・半壊2,128戸、床上浸水5,272戸、床下浸水1,792戸)
昭和51年
9月13日
台風17号 564 7,900 鹿児島南々西約240km、屋久島付近で足ぶみし、暴風雨圏に広く包み豪雨が数日にわたり記録的な豪雨。
日高村、伊野町で家屋浸水、死者不明者県下4名。
昭和57年
8月27日
台風13号 396 8,900 27日0時20分に宮崎県都井岬に上陸、周防灘を経て山口県に再上陸、12時過ぎに日本海に入り北進、波介川、西畑、用石地区で内水被害。
(被害家屋350戸)
平成5年
8月10日
台風7号 356 9,000 本川では護岸、根固工、水制工が被災、支川の宇治川では内水による浸水被害。
(床上浸水1戸、床下浸水3戸(宇治川流域))
平成9年
9月16日
台風19号 332 9,300 断続的な大雨、堤体漏水や根固の欠損。
(床上浸水12戸、床下浸水142戸(日下川、宇治川、波介川流域))
平成16年
10月20日
台風23号 342 9,100 高知県土佐清水市に上陸、安芸市付近を通過。
(床上浸水81戸、床下浸水226戸(土佐市、いの町、日高村))
平成17年
9月6日
台風14号 562 11,000 長崎県諫早市付近に上陸、強い勢力を保ったまま福岡県を通過、日本海を北東進、春野町、土佐市、いの町、日高村、佐川町で内水被害。
(浸水面積16.4ha、家屋全壊1戸、床上浸水74戸、床下浸水105戸(土佐市、いの町、春野町))
平成19年
7月14日
台風4号 411 9,900 鹿児島県大隈半島に上陸、四国の南の海上を通過、再上陸のないまま太平洋上を北東進。
(床上浸水14戸、床下浸水52戸、浸水面積583ha(仁淀川流域))
平成26年
8月3日
台風12号 560 約6,900 台風を取り巻く雨雲により総降水量が多いところで1,000mmを超過。伊野雨量観測所において観測史上最大の降雨を記録。
(仁淀川下流域:床上浸水271戸、床下浸水237戸、浸水面積635ha)
平成26年
8月10日
台風11号 523 約9,100 沖縄・奄美地方に接近した後、高知県安芸市付近に上陸し、四国・近畿地方を横断。総雨量は、多いところで900mmを超過。
(仁淀川下流域:床上浸水59戸、床下浸水240戸、浸水面積566ha)

流量の( )は、推定値。

出典:高知工事事務所40年史、国土交通省水害統計、高水速報。