国土交通省 高知河川国道事務所

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高潮侵食対策について

離岸堤

南国工区

海岸線から離してブロック等による構造物を設置し、その背後の波を小さくすることによってトンボロ(舌状砂州)を形成し、海浜の回復を図ります。

仁ノ工区

仁ノ離岸堤(1号~4号)の完成により前浜が回復し、高波浪時の越波が軽減されています。

近12ヵ年における仁ノ工区越波による交通規制状況
(平成16年~平成27年)

人工リーフ

南国工区

珊瑚礁(リーフ)のもっている消波機能等を人工的につくりだすもので、水面下にあるため海岸環境保全と海岸利用促進の面で優れています。

ヘッドランド

長浜~新居工区

ヘッドランドは土砂供給の減少した海浜を、広域にわたって安定化させるのに有効で、下記の特徴をもっています。

  • 長い海岸線をいくつかのポケットビーチに分割し、海浜を安定させます。
  • ヘッドランドのヘッド部がもつ遮蔽効果により、その背後に静穏域を形成させることができます。

養浜工

長浜・戸原・新居・南国工区

海岸に人工的に砂を供給して砂浜の維持・回復を図るもので、海浜の安定・海岸利用の促進も図ります。

これらの施設は、ウミガメの保護にも役立っています。ウミガメの保護活動については、「ウミガメ情報局」をご覧ください。

突堤

長浜~戸原工区

突堤長が短い戸原工区は、高波浪時(台風等)の波向きによる突堤脇の汀線がシーソーのように変化するシーソー現象が発生していますが、突堤150mが完成した長浜工区は、汀線が安定してきています。現在、戸原工区は、4号突堤、5号突堤の延伸を進め、砂浜の安定を図っています。

戸原5号突堤東側の砂浜の変化状況

平成25年台風17号(9月4日)と台風18号(9月16日)の通過により、前浜幅が大きく変化しました。(侵食と堆積・シーソー現象)