四国河川ニュース《6/14(土)〜6 /20(金)》No.95


1.後川床上浸水対策特別緊急事業が竣工
                   (渡川水系 高知県)


○6月15日(日)高知県中村市安並地先の川家川排水機場において、地元選出国会議員、県、市、地元関係者ら参加のもと「後川床上浸水対策特別緊急事業」の
  竣工式が行われました。
○この事業は、平成4年8月の台風11号をはじめ、過去10年間に3回以上の家屋浸水被害を被っている後川左岸地区の慢性的な家屋浸水被害を軽減させるため
  実施されました。
○平成11年度より、総事業費40億円で、安並地区(川家川排水機場:毎秒10トン)、蕨岡地区(藤排水機場:毎秒6トン)の2つの排水機場を新設するとともに、
  約2.6kmにわたり堤防の補強を行ったものです。
○排水機場の建設にあたっては、周辺の景観に配慮し和風の建家としたほか、ガスタービンエンジンの採用による騒音の軽減などが図られています。


2.那賀川親子バスツアーを実施
             (那賀川水系 徳島県)


○6月14日(土)「那賀川親子バスツアー」が、親子連れやフォーラム委員らが参加して行われました。
○このバスツアーは「那賀川流域フォーラム2030」の活動内容を広く流域住民の方々に理解していただくための広報事業として実施されたものです。
○あいにくの雨の中、阿南市を出発し最終目的地の木頭村まで、途中、羽ノ浦町古庄、古毛付近や楠根桜づつみ、川口ダム、相生町森林美術館などに立ち寄り、
  専門家からの説明を聞いたり、クラフト体験をしたり、一日楽しく那賀川の治水や利水の歴史、流域の伝統文化を学びました。
 

3.高知海岸合同パトロールを実施
              (高知海岸 高知県)


○6月16日(月)に海岸保全施設の合同パトロールを国、県で構成する「高知海岸連絡会」の関係者30名で実施しました。海岸管理の強化が叫ばれているなか、
  海岸管理者の高知県と施設管理についてより一層の連携を図るため実施されたものです。
○現地は、長浜〜新居工区L=9.8kmのうち平成14年災害復旧工事箇所、先の台風4号による被災箇所等を巡視しました。
○以前に、一夜にして高さ5mほどの砂浜が侵食された現場を巡視する中で、「自然の力の大きさ」に驚きの声と、「定期的な海岸巡視の重要性を再認識した」との
  声が参加者からよせられました。
○高知海岸連絡会では、年2回の合同パトロールを実施する予定です。

4.平成15年度河川関係事業四県課長会議を開催
                         (四国4県)

○6月18日(水)高松市において、本省保全課調整官、四国地方整備局河川部長他、四国四県河川事業担当課長が参加して「河川関係事業四県課長会議」が
  開催されました。
○この会議は、河川事業、ダム事業、砂防関係事業、海岸事業の補助事業を担当する課長等が一同に会し、事業を進める上での課題や各事業に関する幅広い
  意見交換や情報交換を行うものです。
○なかでも、将来、高い確率で発生するとされている東南海・南海地震では甚大な被害が発生すると予測されていることもあり、地震、津波対策の方向性等について
  の熱心な議論がなされました。

5.台風4号浸水被害説明会開催
             (渡川水系 高知県)

○6月18日、先般の台風4号の通過に伴う出水による、渡川水系後川の古津賀地区における浸水被害についての説明会が開催されました。
○説明会には、地元住民の皆様他約40名が出席し、国土交通省中村河川国道事務所から出水についての経過説明が行われ、樋門の適切な運用がなされなかった
  ことが家屋浸水につながった可能性があるとの見方を説明しました。
○今後被害状況、樋門からの流入による被害の程度について詳細に調査し、再度説明会を開く予定です。

6.四国多自然型川づくり協議会(第1回)を開催
                       (四国4県)

○6月18日(水)に四国多自然型川づくり協議会(第1回)を四国地方整備局で開催しました。
○この協議会は、四国地域で行われる多自然型川づくりの推進に係る取り組みを支援するするため四国地方整備局、徳島県、香川県、愛媛県、高知県の
  河川関係者で設立しました。
○今年度の活動として、9月11日〜12日に徳島市内で多自然型川づくりに関する講演会、事例発表会及び現地視察を行い情報交換、技術力の向上を図ること等
  が決まりました。

7.「吉野川現地(フィールド)講座」始まる
                  (吉野川水系)

○6月19日、今年度第1回目の吉野川フィールド講座(河川巡視)が蛇池川排水機場周辺で実施されました。
○当日は台風6号の影響もなく、高校生を含む30名の参加者で排水機場の点検整備の見学、護岸の点検、高水敷の管理状況などの巡視をしました。
○また、川の水質を調べる簡易水質調査も体験しました。参加者は、はじめての経験でしたが河川の巡視・点検の大切さがわかりましたと好評でした。



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