四国河川ニュース《3/22(土)〜3 /28(金)》No.83


1.高知県西南部豪雨災害に関する2つのアンケート調査結果まとまる

○四国地方整備局と高知県では、高知県西南部豪雨災害のフォローアップとして、平成13年9月に発生した「被災1年後の防災についての住民アンケート調査」及び
  「災害体験集の読者アンケート調査」を行いました。
○この2つのアンケートは、災害前後で防災に対する住民の意識・行動がどのように変化したのか、また災害体験を踏まえてどのような防災対策が望まれている
  のかなどを把握する目的で行いました。
○この度、その結果を報告書として2つの冊子にとりまとめました。
○その内容は、「住民は必ずしも行政だけに防災対策を頼る考え方をしてないこと」「被災体験や災害疑似体験をすると防災意識が高まること」「行政の早い段階の
  フォローアップは効果が大きいこと」など、今後の防災施策の有り  様を考える上で参考になるものとなっています。
○今後、四国212市町村を始め、アンケートに協力して頂いた方などにもお送りし広く広報して行きたいと考えています。
○アンケート報告書を希望する方は、下記までお問い合わせくださればお送りします。
  ■問い合わせ先■ 四国地方整備局 河川部 地域河川課長 藤山究
               〒760-8554高松市福岡町4丁目26−32
               TEL 087-851-8061(代) マイクロ88-3811(藤山)
               Eメール:fujiyama-k8810@skr.mlit.go.jp


2.第3回世界水フォーラムで「四国のみずべ八十八カ所」発表
                           

○京都他で開催中の第3回世界水フォーラムにおいて、3月17日、先日選定された「四国のみずべ八十八カ所」実行委員会委員長・井原健雄香川大学教授より
  発表いただきました。
○「四国のみずべ八十八カ所」の発表は、「水と文化」のテーマの中の「地域生活と水管理」分科会で発表したものです。
○井原委員長からは、四国の地理、霊場八十八カ所の紹介に続いて、みずべ八十八カ所の選定に至った経緯や、選定された八十八カ所の代表事例を写真で紹介
  いただきました。外国人の参加者から、美しい四国のみずべの連続に感嘆の声もでていました。
○今後も「四国のみずべ八十八ヵ所」を積極的にPRしていきたいと考えています。
○又、「四国のみずべ八十八ヵ所」マップを作成しましたので希望者の方は下記の何れかまでお問い合わせください。

「四国みずべの八十八カ所」マップ、問い合わせ先

"「四国のみずべ八十八カ所」実行委員会事務局(国土交通省 四国地方整備局 河川部 河川計画課内)"
  〒760-8554 香川県高松市福岡町4丁目26番32号
  電話番号:087-851-8061
"「四国のみずべ八十八カ所」実行委員会徳島県部会事務局(国土交通省 四国地方整備局 徳島工事事務所 調査第一課内)"
  〒770-0803 徳島県徳島市上吉野町3丁目35
  電話番号:088-654-2211
"「四国のみずべ八十八カ所」実行委員会香川県部会事務局(国土交通省 四国地方整備局 香川工事事務所 調査開発課内)"
  〒761-0104 高松市高松町2422−1
  電話番号: 087-841-9125
"「四国のみずべ八十八カ所」実行委員会愛媛県部会事務局(国土交通省 四国地方整備局 松山工事事務所 調査第一課内)"
  〒791-8061 愛媛県松山市三津3丁目4番11号
  電話番号:089-972-0034
"「四国のみずべ八十八カ所」実行委員会高知県部会事務局(国土交通省 四国地方整備局 高知工事事務所 調査課内)"
  〒780-8023 高知県高知市六泉寺町96−7
  電話番号:088-833-0111


3.四国渇水状況
        (重信川水系、吉野川水系 愛媛県)

○取水制限を行っているダムの28日8時現在の貯水率は、石手川ダム67.7%、吉野川水系銅山川ダム群69.0%となっています。
○四国地方整備局渇水対策本部設置期間中の四国地方の渇水情報については
  http://www.river.or.jp/shikoku/index.html で情報提供を行ってます。
  (但し、土日はシステム上更新していません)


4.河川に係わる四国地方の用語「番水(ばんみず)」の紹介 
                             (香川県)

○今回は、前回に引き続き、香川県にあった水田の水配水の仕組み「番水」について紹介します。


    「番水」 
    ○四国の中でも特に雨の少ない香川県では、池の水が少なくなると、たいていの土地では、「番水」いうものが行われていました。
    ○「番水」とは、一定の順序と時間に従って田に水を入れることであり、その時間は、香(こう)や線香を燃やした幅や長さによって計られていました。
      香川町大野では、香箱に敷いた沫香の燃焼幅で行われ、持ち時間が来ると太鼓で合図をし、次の順番の人の田に水を入れるといった仕組みでした。
    ○各水田の持ち時間は、平均的水田で反あたり約3o、少ない水田で約2oとなっていました。時間に直すと、反あたり3分〜2分程度でした。また配水は
      昼夜を分かたず行われたので、夜には盗人水というものも現われ、家族総出の水番が必要だったそうです。
    ○水の大切さは今も昔も変わりません。今一度私達が毎日使用している水について、考えていただきたいものです。


○皆さんのお住まいの場所や現場に伝わっている伝承したい「諺・言い伝え・格言など」がありましたら下記までお知らせください。



    「四国河川ニュース」に関するご意見、ご要望や四国の河川についての資料の要求、
    また河川に関するニュースなどがありましたら、以下までご連絡をお願いいたします。

    ■連絡先■
      四国地方整備局 河川部 防災対策官 松尾裕治
      〒760-8554高松市福岡町4丁目26−32
      TEL 087-851-8061(代) マイクロ88-3125(松尾)
      FAX 087-851-8474(河川計画課)

四国地方整備局 ホームページURL(河川)
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