四国河川ニュース《9/15(土)〜9/21(金)》No.8
1.9月17日 「第1回中筋川流域委員会」開催 (渡川水系中筋川 高知県) 

 「中筋川流域委員会」は、中筋川の河川整備計画を策定するにあたり、地域住民や学識経験者などから意見を聴き、反映するための会です。
 今回は、会の規約,運営要領などの確認や河川整備計画(素案)の説明が行われ、活発な議論がされました。
 今後、地区住民説明会、アンケートを行い、その結果については委員会で報告されることとなります。
 詳細については、

http://www.skr.mlit.go.jp/nakamura/

内の河川事業内に掲載中です。

 

2.9月19日「高知県西南部豪雨災害検討会」(仮称)の準備会開催 (高知県)

 高知県と国土交通省四国地方整備局は19日、9月6日秋雨前線集中豪雨に伴う災害復旧方針等について検討するため、「高知県西南部豪雨災害検討会(以下「検討会」という)」の準備会を開催しました。
 「検討会」では、計画規模を超える超過洪水対策や孤立集落の発生防止等災害に強い地域づくりと併せ、「災害復旧とともに活力を取り戻す」視点で検討を行うことを確認しました。
 今後、現行法制度の基準で対応できる復旧・改修工事の手法、新制度が必要な工法の提案、施設以外の「ソフト対策」等について、検討していくこととなります。
 なお、「検討会」の発足は9月26日の予定です。

■高知県西南部豪雨災害被害の特徴
@時間雨量100oを超える雨量を観測し、土佐清水市・大月町で多大な被害が発生し、自衛隊やボランティアによる復旧活動が実施されました。
A被害状況は、被災対象20河川(全て2級河川)、重軽傷者8人、河川の氾濫等による住家被害約1,150棟(内、土佐清水市約540棟、大月町約490棟)〔9/27現在〕、土石流被害11渓流、公共土木施設災害約1,220箇所〔9/25現在の概数値〕
B下記の想定される氾濫要因により、氾濫流が山の谷間に開けた狭隘な住宅地等を直撃し、道路崩壊や土砂崩れ等に伴う道路寸断により、一人暮らしの高齢者の多い数多くの集落が長期間にわたり完全に孤立しました。
     ◇河道断面の不足
     ◇固定堰(頭首工)によるせき上げ
     ◇橋梁に蓄積された流木等によるせき上げ
     ◇上流からの大量の土砂や流木による河積の減少
C今回の豪雨で大きな被害を受けたにもかかわらず、死者が1人も出なかった陰には、消防   団員らによる的確な判断と地域の絆等、地域の防災意識が高かったことが挙げられます。

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