四国河川ニュース《2/8(土)〜2 /14(金)》No.77


1.「平成14年度 河川・渓流環境アドバイザー連絡会議」開催
                               (吉野川水系、那賀川水系 徳島県)

○平成15年2月4日(火)午後より徳島工事事務所と那賀川工事事務所合同で「平成14年度 河川・渓流環境アドバイザー連絡会議」を開催しました。
○当会議は吉野川・那賀川での工事・管理等における懸案事項などについてアドバイザーの委員の指導や助言を頂くため毎年1回行っている会議です。
  今年度も16名の委員の内12名の参加により行われました。会議では環境調査で得た貴重な特定種の公表のあり方など、多くのアドバイスを頂きました。 


2.第11回「那賀川流域フォーラム2030」開催案内
                         (那賀川水系 徳島県)

○2月22日(土)13:00から、第11回「那賀川流域フォーラム2030」が鷲敷町阿井公民館で開催されます。
○前回のフォーラムで森林に関する勉強会を行いました。これらを踏まえ、今回は3グループに分かれ那賀川流域の環境に関する勉強会を行います。
  どなたでも傍聴できますので、是非ご参加下さい。
 


3.「青少年のための科学の祭典」徳島大会2003開催
                             (那賀川水系 徳島県)

○「青少年のための科学の祭典」が、平成15年2月8日(土)、9日(日)に、那賀川町科学センターで開催(「青少年のための科学の祭典」徳島大会実行委員会等の
  主催)されました。
○「科学の祭典」は一人でも多くの青少年に科学のおもしろさを体験してもらうために行っているもので、30あまりの多くの出展がありました。
○那賀川工事事務所は那賀川に生息する水生生物の展示や水質を比べたり、酸性やアルカリ性になった水を中性にするために水がたくさんいることを実験して
  もらいました。
○訪れた多くの子供達に河川のきれいさ、大切さなど観察や実験を通じて理解してもらいました。


4.四万十川自然再生協議会の自然環境保護分科会による現地調査
                                   (渡川水系四万十川 高知県)

○「四万十川自然再生事業」の取組みの一環として、自然環境保護分科会による現地調査が入田地区の旧河道(元池)及び河道内柳林で行われました。
○入田地区柳林については、従前から治水・環境の両面から伐採か存置かの議論がされており、前回の会で現地を見て意見交換することときまり、今回、
  水辺のヨシ群落や柳林の変遷について約20名が参加して行いました。
○今後は、継続的に現地調査や試験伐採等を行い、河道内樹木の管理計画の策定を目指します。

5.健康管理に関する講習会を開催
                (四国山地砂防、徳島県)

○年度末及び補正により、事務所の業務も多忙な時期に突入します。業務遂行にあたり最も肝心なことは健康管理であります。
○このため、職員の健康管理の一環として、SVA会員の鴨居勉氏を招いて、血行を良くする体操、肩凝りや腰痛に効くマッサージ等の講習会を10日行いました。
  日頃から心身に悩みを抱えている職員が講習会終了時には背筋も真っ直ぐに満面笑みでした。今後とも定期的に開催していきたいと考えております。

6.四国地方の渇水状況
        (重信川水系、吉野川水系 愛媛県)

○17日8時現在の貯水率は、石手川ダム44.2%、吉野川水系銅山川ダム群47.4%となっています。
○四国地方整備局渇水対策本部設置期間中の四国地方の渇水情報については
  http://www.river.or.jp/shikoku/index.html で情報提供を行います。
    (但し、土日はシステム上更新していません)

7.河川に係わる四国地方の用語「阿房水(あほうみず)」の紹介
                        (吉野川水系 徳島県)

○今回は、吉野川下流の徳島県沿川等において使われていた用語について紹介します。

       「阿房水」
       ○阿房水とは、別名を土佐水とも称し、藩政期は阿波藩(徳島県)領内に降った雨による洪水を「お国水」と呼んだのに対し、土佐藩(高知県)領内に
         降った雨による洪水のことをいっていました。
       ○徳島では晴天で安心して野良仕事に携わっていると、いきなり洪水が襲ったり、小学生が遠足で吉野川の川原で遊んでいると、洪水となり間一髪で
         危機を逃れたというような事態がしばしば発生していました。
       ○このように洪水の心構えができていない晴天のとき不意に襲い来る土佐水は、お国水に比べ被害が大きかった。当時の人々は、危険な洪水の警鐘
         として土佐水を「まぬけな洪水→あほう水」と呼んでいました。
       ○平成11年神奈川県玄倉川で起きた痛ましい水難事故を思い起こします。現在、四国地方整備局では玄倉川の教訓等から河川の特性や利用実態等を
         踏まえて「恐さを知って川に親しむために」のモデル河川に仁淀川を設定し、河川利用者を対象とした情報提供の充実に取り組んでいます。

○皆さんのお住まいの場所や現場に伝わっている伝承したい「諺・言い伝え・格言など」がありましたら下記までお知らせください。



    「四国河川ニュース」に関するご意見、ご要望や四国の河川についての資料の要求、
    また河川に関するニュースなどがありましたら、以下までご連絡をお願いいたします。

    ■連絡先■
      四国地方整備局 河川部 防災対策官 松尾裕治
      〒760-8554高松市福岡町4丁目26−32
      TEL 087-851-8061(代) マイクロ88-3125(松尾)
      FAX 087-851-8474(河川計画課)

四国地方整備局 ホームページURL(河川)
 http://www.skr.mlit.go.jp/kasen/index.html
 四国地方整備局 ホームページURL(四国河川ニュース)
    http://www.skr.mlit.go.jp/kasen/topics/news/news.html