四国河川ニュース《1/25(土)〜1 /31(金)》No.75
1.石手川ダム、〜上水道25%に、取水制限強化〜
(重信川水系、吉野川水系 愛媛県
○1月31日、第7回石手川渇水調整協議会が開催され、1月31日17時より、さらに取水制限が強化されました。
第7次取水制限に
上水道 18%→25%
灌 漑 50%→66.7%
農 水 50%→66.7%
○吉野川水系銅山川ダム群(富郷ダム、柳瀬ダム、新宮ダム)は、依然、取水制限が実施されています。
○3日8時現在の貯水率は、石手川ダム40.4%、吉野川水系銅山川ダム群48.1%となっています。
○四国地方整備局渇水対策本部設置期間中の四国地方の渇水情報については
http://www.river.or.jp/shikoku/index.html で情報提供を行います。
(但し、土日はシステム上更新していません)
2.「第一回 重信川の自然をはぐくむ会 開催」
(重信川水系、愛媛県)
○1月22日(水)愛媛大学において、重信川いきいきネットワーク計画策定作業のためのワーキング会議として「第一回 重信川の自然をはぐくむ会」が
開催されました。
○メンバーは現在「重信川講座」の呼びかけに名乗りをあげた愛媛大学の教官・学生、愛媛県内で自然環境に関わる活動に携わるNPO等の代表、
河川管理者や行政代表の14名です。
○会の設立趣旨・基本方針の確認の後、座長に愛媛大学工学部の矢田部龍一教授が選任され、会の名称の決定や流域住民へ重信川のより良い自然環境を
めざした取り組みに関する意向を聞くためのアンケート調査などについて議論されました。
○さらに重信川の自然、特に水量が少なく瀬切れが多い中上流部や全国的にも名高い河口の「野鳥の楽園」の今後あるべき姿について活発な議論がなされました。
3.四万十川自然再生協議会の5分科会開催
(渡川水系四万十川 高知県)
○「四万十川自然再生事業」の取組みの一環として、流域住民が主体となり昨年11月に発足した「四万十川自然再生協議会」の分科会が、27日〜30日にかけ
各参加団体の代表ら約60名の出席のもと地域活性化、水環境保全、河川美化、人材育成、自然環境保護の5つの分科会に分かれ開催されました。
○分科会では、代表者の選出と、分科会として取組むべく課題、当面の具体的な活動の提案等について話し合われました。
2月中旬には、各分科会の代表が集まり協議会としての取組み方針等について話し合う幹事会が開催される予定となっています。
4.河川に係わる四国地方の「ことわざ」の紹介
(吉野川水系 徳島県)
○今回は、「吉野川北岸、阿波郡阿波町から板野郡土成町にかけての古諺」について紹介します。
「月夜にひばりが足を焼く」
・この地域は、阿讃山脈よりの吉野川を見下す台地で干ばつの常襲地帯でした。年間降雨量は1200ミリ程度と少なく、小石の多い扇状地で河川は伏流
して乾燥が甚だしく、日照りが続くと地表が乾燥し、月夜の日は、ひばりが足を焼くほど乾燥していたとのこと。
・吉野川沿川のこの地域が、足下の吉野川からの水を本格的に利用できるようになったのは、池田ダムから取水する吉野川北岸農業用水が完成した
つい最近であります。
○皆さんのお住まいの場所や現場に伝わっている「諺・言い伝え・格言など」がありましたら下記までお知らせください。
連絡先 四国地方整備局 河川部 防災対策官 松尾裕治
〒760-8554高松市福岡町4丁目26−32
TEL 087-851-8061(代) マイクロ88-3125 FAX 087-851-8474
メールアドレス matsuo-y8820@skr.mlit.go.jp
「四国河川ニュース」に関するご意見、ご要望や四国の河川についての資料の要求、
また河川に関するニュースなどがありましたら、以下までご連絡をお願いいたします。
■連絡先■
四国地方整備局 河川部 防災対策官 松尾裕治
〒760-8554高松市福岡町4丁目26−32
TEL 087-851-8061(代) マイクロ88-3125(松尾)
FAX 087-851-8474(河川計画課)