四国河川ニュース《1/18(土)〜1 /24(金)》No.74


1.管内の工事事務所の名称が変わります。
                   (徳島県、高知県、香川県、愛媛県)

○四国地方整備局の管内の14事務所の組織名称が、平成15年度予算の成立によって、15年度より変更されますのでお知らせします。
  名称変更事務所
  徳島工事事務所→徳島河川国道事務所
  那賀川工事事務所→那賀川河川事務所
  四国山地砂防工事事務所→四国山地砂防事務所
  香川工事事務所→香川河川国道事務所
  松山工事事務所→松山河川国道事務所
  大洲工事事務所→大洲河川国道事務所
  高知工事事務所→高知河川国道事務所
  中村工事事務所→中村河川国道事務所
  土佐国道工事事務所→土佐国道事務所
  国営讃岐まんのう公園工事事務所→国営讃岐まんのう公園事務所
  小松島港湾空港工事事務所→小松島港湾・空港整備事務所
  高松港湾空港工事事務所→高松港湾・空港整備事務所
  松山港湾空港工事事務所→松山港湾・空港整備事務所
  高知港湾空港工事事務所→高知港湾・空港整備事務所
 


2.無人化施工工事 現地見学会を開催
                 (吉野川水系 高知県)

○四国山地砂防工事事務所管内の工事現場において、ラジコン仕様バックホウを用いた「無人化掘削」現地見学会を高知県大豊町、落合床固工で1月22日(水)に開催しました。
○無人化掘削とは、バックホウに車載カメラを搭載すると同時に、車両周囲の視界を確保する固定カメラを現場に設置し、別の操作室に設置された2つのモニターで
  これらの画像を見ながら、オペレータがバックホウをラジコン  操作するするものです。
○無人化施工は、人が近づけないような土砂災害等の恐れがある現場においては安全管理面で非常に有効であり、雲仙普賢岳等における火砕流掘削作業にも活用され、
  四国地方整備局技術活用パイロット事業にも指定されており、四国技術事務所に1台配備されています。
○当見学会には四国地方整備局、高知県、愛媛県等より約80名が参加され、参加者からは、従来のバックホウと比べて操作性や作業効率に関する質問が多くありました。
  今後とも、このような土木技術の向上に関する研修会について、機会ある毎に積極的に開催したと考えております。


3.第10回「那賀川流域フォーラム2030」開催される
                          (那賀川水系、徳島県)

○1月18日(土)、委員29名(全委員35名)、運営会議全委員5名参加のもと、 第10回「那賀川流域フォーラム2030」が、阿南市富岡公民館で開催されました。
○前回までの治水・利水の勉強会に続いて、講師に今治明徳短期大学佐藤学長、徳島大学端野教授を迎え、“森林”に関する勉強会が行われました。
○講義では、日本と海外の川とのつきあい方の違いや、農地・森林・都市部での保水力・流出量の違い、また、森林の水源涵養機能と河川の治水・利水との関連性など
  試験地のデータに基づく説明があり、大変興味深い内容でした。
○委員からは、「森林に多面的な機能があるが、過大な期待は危険である。」や「森林機能を活かすためには、適切な管理が必要である。」など活発な議論がされました。
 


4.四国地方の渇水情報 〜 先週末から四国地方に弱い慈雨〜
                                (重信川水系、吉野川水系 愛媛県)

○四国地方は、先週末から弱い慈雨(累計10o弱)が降っていますが、重信川水系石手川ダム、吉野川水系銅山川ダム群(富郷ダム、柳瀬ダム、新宮ダム)は依然、
  取水制限が実施されています。
○27日8時現在の貯水率は、石手川ダム37.2%、吉野川水系銅山川ダム群48.3%となっています。
○四国地方整備局渇水対策本部設置期間中の四国地方の渇水情報については
  http://www.river.or.jp/shikoku/index.html で情報提供を行います。
      (但し、土日はシステム上更新していません)


5.河川防災等に係わる四国地方の「ことわざ」などの紹介
                            (那賀川水系 徳島県)

○最近、ITとの言葉に代表されるように高度情報化が叫ばれ、私たちの防災にも光ケーブルなどの情報通信基盤の整備などによる情報のスムーズな収集や伝達に活用されつつ
  あります。一方で伝統技術に見られるような先人たちの智恵を防災に生かしていくことも重要です。
○今後の河川管理等の参考していただくため、河川防災等に関する「ことわざや言い伝え」を調べ、河川ニュースで紹介して行きたいと考えています。
○第1回目として、那賀川(徳島県阿南市大野町)に伝わる「がまん堰の水番」の言い伝えをご紹介します。
  (※がまん堰とは洪水の一部を越流させる旧堤防(昭和18年まで左岸大野町にあった)のこと

    『うたえたら南岸、はやったら北岸が切れる』
    ・うたえるとは、洪水が少なく、河原、高水敷に樹木が繁茂してくると、水の流れは遅く、ゆっくりと流れる。これをうたえて流れるという。
    ・はやるとは、小出水が多く、河道が荒れた時は、水の流れが速く、はやるという。
    洪水が長く、流速が遅い、うたえた時は漏水地域の南岸が破堤し、洪水が早く、流速の速い、はやる時は水衝部の多い北岸が破堤するとしたという、
    那賀川の河道特性を良く表した警鐘訓であります。

○皆さんのお住まいの場所や現場に伝わっている防災の「注意事項・言い伝え・格言など」がありましたら下記までお知らせください。
   連絡先  四国地方整備局 河川部 防災対策官 松尾裕治
          〒760-8554高松市福岡町4丁目26−32
          TEL 087-851-8061(代) マイクロ88-3125 FAX 087-851-8474
          メールアドレス matsuo-y8820@skr.mlit.go.jp



    「四国河川ニュース」に関するご意見、ご要望や四国の河川についての資料の要求、
    また河川に関するニュースなどがありましたら、以下までご連絡をお願いいたします。

    ■連絡先■
      四国地方整備局 河川部 防災対策官 松尾裕治
      〒760-8554高松市福岡町4丁目26−32
      TEL 087-851-8061(代) マイクロ88-3125(松尾)
      FAX 087-851-8474(河川計画課)

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