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四国河川ニュース

6/16(土)〜6/29(金)》 729

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                     2018.7.2発行】

 

 

○今週のニュース

○流域講座(ロープワーク体験)を開催 (吉野川水系 徳島河川国道事務所)

○「防災・河川環境教育の試行授業」を実施 (重信川水系 松山河川国道事務所)

○平成30年河川功労者表彰 表彰伝達式を実施 (吉野川水系 徳島河川国道事務所)

○「吉野川水系水質汚濁防止連絡協議会(下流部会)」「吉野川流域ホテイアオイ等対策連絡会」を開催 (吉野川水系 徳島河川国道事務所)

 

 

今週のニュース

    

1.流域講座(ロープワーク体験)を開催 (吉野川水系 徳島河川国道事務所)

 

○6月17日(日)に八幡小学校(阿波市)で、八幡小学校区自主防災組織連合会主催による防災訓練が実施されました。国土交通省 徳島河川国道事務所も地域住民の皆さんに、ロープワーク体験を通じて防災意識を高めていただくために参加しました。

○早朝から約150名の地域住民が参加され、防災意識の高さが伺えました。開会式を終えて、各参加機関により「初期消火訓練」、「煙体験」、「要配慮者支援体験」、「倒壊家屋対応訓練」、「非常食作り方体験」が行われました。

○国土交通省 徳島河川国道事務所の「ロープワーク体験」では、「ほん結び」「ふな結び」「かみくくし」「もやい結び」の4種類の結び方について講習を行いました。講師として吉野川上板出張所の加宮所長が丁寧にロープワークの実演を行いながら、それぞれの結び方について指導しました。

○ロープワーク体験をされた児童の中には、4種類の結び方の中で難易度の高い「もやい結び」をすぐに習得し、家族の皆さんに教える姿も見受けられました。また、会場に来られなかった家族に対して「帰って教えてあげる」といった積極的な意見も出ていました。

○最後に本講座で練習した、ロープワークの手順が記載されている「ロープワークハンドブック」をお配りして、自宅へ帰ってからも繰り返し練習していただき、いざという時に備えていただくようにお願いし、流域講座を終了しました。

 

 

2.「防災・河川環境教育の試行授業」を実施 (重信川水系 松山河川国道事務所)

 

○6月20日()に伊予市立伊予小学校において、4年生を対象とした防災・河川環境教育の試行授業が公開で行われました。

○これは、平成32年度から全国の小学校で実施される防災・河川環境教育の授業に向けて、重信川では昨年度に流域内の3市2町で1校ずつ支援するモデル校を決め、各小学校と授業内容を協議してきました。

○今年度はモデル校5校で試行授業を行うこととしており、6月に入り、松山市立浮穴小学校に4回、砥部町立麻生小学校に1回出向き授業を支援しています。

○伊予小学校で行われた試行授業には、職員がゲストティーチャーとして参加しました。

○授業後の防災教育研究会では、伊予小学校ならびに他校から参観していた先生方が4班に分かれ、評価点・改善点等について議論し、最後に各班が発表を行うとともに、今後の情報共有を図ることが確認されました。

 

 

3.平成30年河川功労者表彰 表彰伝達式を実施 (吉野川水系 徳島河川国道事務所)

 

○河川功労者表彰は、河川に関わる様々な分野で功績があった個人や団体について、都道府県や国土交通省等からの推薦に基づき、公益社団法人 日本河川協会が毎年実施しているものです。

○このたび、当事務所から推薦した村上仁士先生(徳島大学名誉教授)、山上拓男先生(徳島大学名誉教授)並びに木下覚先生(徳島県植物研究会会長)が表彰されました。

○木下先生は5月30日(水)、砂防会館[シェーンバッハ・サボー]で行われた表彰式に参加され、表彰状を授与されました。村上先生、山上先生は都合により欠席されましたので、6月21日(木)、島本事務所長・赤澤事務所長より表彰状の伝達を行いました。

○村上先生は、津波、防災対策の専門家として、四国における地震・津波の実態調査や、津波予測・防災対策等について研究成果をあげられるとともに、「吉野川学識者会議」の専門委員を務め、行政や自主防災活動に対し、提言・助言を行うなど、河川の整備の推進に多大な貢献をされた事が認められ、今回の表彰となりました。

○山上先生は、地盤工学の専門家として、地すべり対策工の設計法、地震時の広域斜面崩壊予測法などの研究成果をあげられるとともに、吉野川水系河川整備計画の策定では「吉野川学識者会議」の委員として参画、「吉野川堤防強化検討委員会」の委員長を務めるなど、河川の整備の推進に多大な貢献をされた事が功績として認められ、今回の表彰となりました。

○木下先生は、植物を専門とされ、徳島県植物研究会の会長として、阿波学会副会長(植物相班)として多くの研究成果を活かし、吉野川水系河川整備計画の点検・変更では「吉野川学識者会議」の委員として参画、河川・渓流環境アドバイザーを務めるなど、河川行政の推進に尽力された事が功績として認められ、今回の表彰となりました。

 

 

4.「吉野川水系水質汚濁防止連絡協議会(下流部会)」「吉野川流域ホテイアオイ等対策連絡会」を開催 (吉野川水系 徳島河川国道事務所)

 

○6月25日(月)に、徳島河川国道事務所において、「吉野川水系水質汚濁防止連絡協議会(下流部会)」と「吉野川流域ホテイアオイ等対策連絡会」を開催しました。

○「吉野川水系水質汚濁防止連絡協議会(下流部会)」は、国土交通省、徳島県、香川県、関係市町村(6市9町1村)、水資源機構の31名の委員で構成され、緊急時の連絡体制の整備、水質資料情報等の交換、水質汚濁防止対策の推進等を目的に開催されているものです。

また、「吉野川流域ホテイアオイ等対策連絡会」は国土交通省、徳島県、流域の市町(4市6町)、水資源機構の担当者が出席し、吉野川流域に発生するホテイアオイ等に関する情報の交換、処理及び、対策等について調整を図ることを目的に毎年1回程度開催されているものです。

○吉野川水系において、水質事故発生時や、ホテイアオイ等大量発生抑制のために迅速で的確な情報連絡や、関係機関相互の連携・協力体制等について、質疑応答など意見が交わされ、有意義な会議となりました。

○今後も水質汚濁防止及びホテイアオイ等の大量発生を未然に防げるよう、関係機関と連携を図って行きます。

 

 

 

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