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四国河川ニュース

2/17(土)〜2/23(金)》 722

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                                                                                    2018.2.26発行】

                                                                                       

○今週のニュース

 

○「第21回重信川フォーラム」を開催 (重信川水系 松山河川国道事務所)

○四国地方のダイオキシン類は、環境基準を大きく下回っている事を確認 (四国技術事務所)

○「手づくり郷土賞認定証授与式」を開催 (重信川水系 松山河川国道事務所)

○「水質事故における対応講習会」を実施 (肱川水系 大洲河川国道事務所)

 

今週のニュース

 

1.「第21回重信川フォーラム」を開催 (重信川水系 松山河川国道事務所)

 

○2月14日()に松山市道後姫塚の「にぎたつ会館 2階 楓の間」で、約100名の参加者の中、重信川の自然保護を考える「第21回重信川フォーラム」を開催しました。

○まず、愛媛県立伊予農業高等学校【伊予農希少植物群保全プロジェクトチーム】による『重信川危険氾濫水位を科学する』『プロジェクトチームの歴史と今』の2題の後、愛媛大学井上教授による『松原泉と広瀬霞を利用する魚たち』の発表がなされ、発表者と聴講者の間で活発な意見交換が行われました。

○また、伊予農業高等学校の発表者4人に研究成果を讃え、重信川の自然をはぐくむ会から感謝状が贈呈されました。

○なお、2月16日()の愛媛新聞で開催の模様を伝える写真入り記事が掲載されています。

 

 

2.四国地方のダイオキシン類は、環境基準を大きく下回っている事を確認 (四国技術事務所)

 

○【ダイオキシン類の調査結果確定】2月19日の午後、サンポート合同庁舎において「平成29年度 四国地方整備局ダイオキシン類精度管理委員会」が委員2名、事務局・オブザーバーの各事務所など18名の参加により開催され、活発な議論を経て四国地方の河川・ダムのダイオキシン類の調査結果が確定しました。

○【環境基準を大幅に下回る】結果として、四国地方のダイオキシン類については、水質(基準1.0pg-TEQ/L)・底質(基準150pg-TEQ/g)ともに環境基準を大幅に下回っており、現況では問題無い事が確認されました。(水質約0.390.067 pg-TEQ/L、底質約180.21 pg-TEQ/g)

○【委員会での説明】委員会では、ダイオキシン類の分析精度の確認の外に、河川・ダムに関する環境基準の設定根拠・歴史的経緯・全国の状況などの基礎的な説明があり、オブザーバー参加の各県・事務所担当者などにも判り易い会議となりました。

○参考 委員会とは?:本委員会は、河川環境中の極々微量な物質であり、分析には高度で熟練した技術を必要とするダイオキシン類の分析について、採水〜分析全般について適切に計画・実施されているか確認する為の外部精度管理を行う委員会として設置されています。

○参考 結果公表:今後、この結果については、本省にて取り纏めができ次第、下記URLにて公開される予定です。

 (平成28年全国一級河川の水質現況)

 http://www.mlit.go.jp/river/toukei_chousa/kankyo/kankyou/suisitu/index.html

 

 

3.「手づくり郷土賞認定証授与式」を開催 (重信川水系 松山河川国道事務所)

 

○2月19日()に伊予市役所において、平成29年度手づくり郷土賞に認定された、愛媛県立伊予農業高等学校【伊予農希少植物群保全プロジェクトチーム】に認定証を伝達する授与式を開催しました。

○午後からの授与式に先立ち午前中には、四国地方整備局の永井次長による現地視察が行われ、日頃活動している重信川河口域において伊予農希少植物群保全プロジェクトチームのリーダーの村井麻里亜さん(2年)による現地説明がありました。

○その後、授与式は最初に村井リーダーから活動報告があり、永井次長から認定証と盾が手渡されました。次に永井次長と武智伊予市長から祝辞、ならびにチームを代表して村井リーダーから謝辞が述べられました。

○最後に出席者全員での記念撮影が行われ、当日の夕方のテレビ愛媛で授与式の模様や村井リーダーのインタビューなどが紹介されました。

 

 

4.「水質事故における対応講習会」を実施 (肱川水系 大洲河川国道事務所)

 

○肱川水系水質汚濁防止連絡協議会(以下:水濁協)では、2月20日(火)に「水質事故における対応講習会」を大洲市五郎地先河川敷で開催し、流域の市・町並びに国、県の職員等約30名が参加しました。

○今回は支川において油の流出が発生したことを想定し、専門家による油処理材等の使用方法について説明を受けるとともに、オイルフェンス・吸着マットの設置による油回収を支川に見立てたワンドに設置し作業方法の確認を行いました。

○河川で油処理剤(中和剤)を使用した場合の危険性や、オイルフェンス等の設置、使用に関する注意点等、また、水質事故において油流出ををできる限り抑制するためには状況に応じた資機材を正しく使用することや、周辺の日用雑貨品での臨機の代用など、現場で対応するうえで非常に参考になる有意義な機会となりました。

 

 

 「四国河川ニュース」に関するご意見、ご要望や四国の河川についての資料の要求、また河川に関するニュースなどがありましたら、以下までご連絡をお願いいたします。

 

 

  ■連絡先■  四国地方整備局 河川部  水災害予報センター 水災害対策専門官  片井 良英

          760-8554 高松市サンポート3番33号

          TEL 087-851-8061(代)マイクロ88-3852(片井)mailto:skr-rivers-news@mlit.go.jp

          FAX 087-811-8417(河川計画課)

       四国地方整備局 ホームページURL(河川)

          http://www.skr.mlit.go.jp/kasen/index.html

         四国地方整備局 ホームページURL(四国河川ニュース)

               http://www.skr.mlit.go.jp/kasen/topics/news/news.html

 

 

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「四国の川を考える会」ホームページURL

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  http://www.shikoku-river.net/

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