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四国河川ニュース

12/9(土)〜12/22(金)》 718

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2017.12.25発行】

 

○今週のニュース

○第2回四国地方公益活動推進会議(松山河川施設管理部会)との合同巡視を実施 (重信川水系 松山河川国道事務所)

○大規模水害を想定した避難訓練を要配慮者利用施設で実施 (那賀川水系 那賀川河川事務所)

○土のう作り・ロープワーク訓練の流域講座を開催 (吉野川水系 徳島河川国道事務所)

○土器川で住民協働による「ボランティア伐採(間伐体験)」を実施 (土器川水系 香川河川国道事務所)

 

 

今週のニュース

    

1.第2回四国地方公益活動推進会議(松山河川施設管理部会)との合同巡視を実施 (重信川水系 松山河川国道事務所)

 

○12月7日(木)に、重信川・石手川において「四国地方公益活動推進会議」(以下、「推進会議」という)(松山河川施設管理部会)と、松山河川国道事務所の河川担当職員等による、平成29年度第2回重信川合同河川巡視を実施しました。

○「推進会議」の松山河川・道路施設管理部会は、国土交通行政経験者が各分野で培った豊富な実務経験を生かし、社会のために貢献出来る活動(ボランティア活動)を行うために、平成22年に設立され、それを機に重信川合同河川巡視が始められました。

○今回の重信川・石手川合同河川巡視は、「推進会議」(松山河川施設管理部会)高橋徹馬部会長をはじめ部会員13名、松山河川国道事務所の職員等17名の計30名が参加し、出水期後の堤防を重点に点検しました。

○今回の点検では、重信川の堤防法面が裸地化の可能性や、床止めの修繕方法等について部会員よりご指導いただき、重信川と石手川における現在の問題点が把握でき、事務所職員等のいい経験になりました。

○ご参加いただきました部会員の皆様にはこの場をお借りして、お礼申し上げます。

 

 

2.大規模水害を想定した避難訓練を要配慮者利用施設で実施 (那賀川水系 那賀川河川事務所)

 

○大規模水害を対象とした広域避難計画及び想定最大規模のタイムライン作成を目的として、避難に要する時間を確認するため、12月9日(土)に養護(盲人)老人ホーム羽ノ浦荘・特別養護老人ホームコスモスの里において避難訓練を実施しました。

○今年の水防法一部改正により要配慮者利用施設において避難確保計画の作成及び訓練の実施が義務化されており、「那賀川・桑野川大規模氾濫に関する減災対策協議会」では要配慮者利用施設と連携し、情報伝達訓練や避難訓練の計画検討及び避難確保計画の作成に向けた支援を進めています。

○今回の避難訓練では、地元自主防災会、施設職員、阿南市、那賀川河川事務所等関係者計50名が参加しました。

○避難訓練内容は、ストレッチャー、車イスを使用した避難及び視覚障害者を対象とした避難訓練を施設から2.5km離れた避難所である岩脇小学校の2階まで、また地元の方を対象とした徒歩による避難所への避難訓練、自動車を利用した高台への避難訓練を実施しました。

○施設は2階建てですが、想定最大規模の浸水想定は2階も浸かることから施設からストレッチャー、車いすを車に乗せて、車で避難所へ移動し、避難所では2階まで補助者が担いで移動させ、それぞれの時間を計測しました。

○避難時間は5名(ストレッチャー1台、車いす2台、視覚障害者2名)で約18分程度でした。

○得られた避難に要する時間や課題を整理し、広域避難計画及び想定最大規模のタイムライン作成を進めていきます。

 

 

3.土のう作り・ロープワーク訓練の流域講座を開催 (吉野川水系 徳島河川国道事務所)

 

○12月10日(日)につるぎ町立貞光中学校にて、貞光中学校・地域防災訓練実施協議会主催の「貞光中学校・地域防災訓練」が開催されました。徳島河川国道事務所は訓練項目の一つである防災時に必要な土のう作り・ロープワーク訓練の講師として参加しました。

○防災訓練は貞光中学校生徒や地域の方々のほか、つるぎ町、半田病院DMAT隊、地元婦人会、消防団等約350人が参加する大規模なものであり、我々の担当する土のう作り・ロープワーク訓練のほかにも各種防災体験のコーナーが数多く設けられていました。

○まず始めに土のうの正しい作り方について指導を行いました。「いざという時の備え」のため、皆さん一生懸命に土のう作りに取り組んでいました。

○次に「防災に役立つロープワーク」をテーマとし、「ほん結び」「ふな結び」「かみくくし」「もやい結び」の4種類の結び方についてロープワーク訓練を行いました。体験する方々の間近で吉野川貞光出張所の松本所長が一つ一つロープワーク工法の実演を行いながら、それぞれの結び方について指導しました。

○参加者から「難しかったがとても必要なことだと感じた」「しっかり復習したい」といったご意見をいただくなど、非常に熱心に受講していただきました。

○この取り組みを機に、住民の方々の防災への意識が高まり、万一の事態に訓練の経験が活かされれば良いと思っています。

 

 

4.土器川で住民協働による「ボランティア伐採(間伐体験)」を実施 (土器川水系 香川河川国道事務所)

 

○土器川は、川の中に樹木が過剰に繁茂しており、公園で利用されている箇所以外は地域の人たちを川から遠ざけています。

○また、過剰な樹木の繁茂は、悪質な不法投棄の助長やイノシシ等の害獣のすみかになるなど、様々な問題を引き起こしています。 

○このため、住民と行政が協働し、過剰に繁茂している樹木の伐採を進めることで、土器川の利用・再生を促進しようと、12月10日(日)まんのう町長尾ふれあいパーク親水公園周辺で「ボランティア伐採」を実施しました。

○当日は、香川西部森林組合の技術指導のもと、まんのう町住民など約100名が参加しました。

○参加者の中には、チェーンソー持参で一気に伐採していく方や、親子連れで楽しく間伐する方などバラエティがありましたが、約2時間の作業で約3000m2を伐採しました。作業後は、伐採した竹木で工作を始める親子など、終始なごやかに、全員ケガもなく無事に終了しました。

○来年以降もこの取り組みを継続していくとともに、土器川を森にするのではなく、近づきやすく親しみやすい川を目指していきます。

 

 

 

 

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          760-8554 高松市サンポート3番33号

          TEL 087-851-8061(代)マイクロ88-3852(片井)mailto:skr-rivers-news@mlit.go.jp

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