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四国河川ニュース

7/22(土)〜8/4(金)》708

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2017.8.7発行】

 

 

○今週のニュース

○「石手川ダム見学会」を開催(重信川水系 松山河川国道事務所)

○石手川ダムで「自然と遊ぼDAY!」を開催(重信川水系 松山河川国道事務所)

○「森と湖に親しむ旬間クロッケー大会」を開催(肱川水系 野村ダム管理所)

○「水生生物調査」を実施(肱川水系 野村ダム管理所)

○「野村ダム見学会」を開催(肱川水系 野村ダム管理所)

○「愛媛大学附属高校現地見学会」を実施(重信川水系 松山河川国道事務所)

 

 

今週のニュース

1.「石手川ダム見学会」を開催(重信川水系 松山河川国道事務所)

 

○石手川ダムでは、毎年7月下旬(7月21日〜31日まで)の「森と湖に親しむ旬間」期間中に、一般の方を対象としたダム見学会を行っています。この旬間は、国土交通省と林野庁とで、国民の皆さんに森や湖に親しむことにより心身をリフレッシュしながら、森林やダムのもっている自然豊かな空間や、社会生活にはたしている役割について理解を深めていただくことを目的として、昭和62年度に制定されたもので、今年で31回目を迎えます。

○見学会は、24日(月)と25日(火)の2日間、午前と午後の2回ずつ計4回実施し、ダムの操作室や監査廊及び普段の見学では見られないコンジットゲート室を案内しました。

○今年はダム流域での雨が少なく、6月の雨量は平年値の約68%、7月は約43%という状況で、4年ぶりの渇水調整協議会を開かれたこともあってか、市民の皆さんの関心が高く、参加者は2日間で過去最高の730人(新記録!)を記録しました。

○イベントの最後に書いていただいたアンケートでは、「ダムの中が見れて楽しかった」、「間近で見る放流は迫力があった」、などの好意的な感想が寄せられた一方、「人が多くて待ち時間が長かった」、「ゲート室での説明がよく聞こえなかった」などのご意見も頂戴しました。

○来場者数についてはスタッフの見込みが甘く、万全な対応がとれなかったため、せっかく来ていただいた方に、ダムの役割や魅力を十分伝えきれなかったかもしれません。来年度以降は今回の反省をふまえ、来場された皆さん全員が楽しかったと思っていただけるような見学会にしていきたいと思います。

 

 

2.石手川ダムで「自然と遊ぼDAY!」を開催(重信川水系 松山河川国道事務所)

 

○石手川ダムでは、毎年7月下旬(7月21日〜31日まで)の「森と湖に親しむ旬間」期間中に、ダム流域の自然に親しむイベントを開催しています。

○このイベントは、「森と湖に親しむ旬間」とともに「石手川ダム水源地域ビジョン推進委員会」の決定に基づき、国土交通省、林野庁、愛媛県、松山市の関係者で平成19年度から実施しており、今回で11回目となります。

○今年は7月28日(金)、ダム上流部のせせらぎ公園において、昆虫や水生生物の観察、親子で簡単に製作できる木工教室、川や海で溺れた時の対処法など数々のイベントを通じて、川で遊ぶ面白さや危険性を学んでもらいました。

○当日は、石手川ダム地点で最高気温33.4度を記録する中、総数90名の親子連れがイベントに参加しました。

○午前中の生物観察会では、東雲大学名誉教授の石川先生と元愛媛大学教授の酒井先生、ならびに愛媛大学准教授の三宅先生ご指導の下、土の中にいる虫や川の中の生き物を観察しました。どちらも初めて経験する子供が多かったのか、虫や魚を捕まえるたびに、あちこちで大きな歓声が上がっていました。

○午後からは、愛媛森林管理署職員による木工教室、愛媛県職員による水難事故講習会、松山東消防署職員による水難救助教室のあと、子供たちが待ちに待った川での水遊びを行って終了しました。

○1日中戸外で過ごすイベントのため、熱中症やケガなどの事故を心配していましたが、何事もなく無事にイベントを終えることができ、提出いただいたアンケートでも、ほとんどの皆さんに楽しんでいただけたようでした。ただし、各自で飲み水は十分ご用意ください、との事前連絡はしていましたが、あまりに暑すぎたためか、自動販売機があると良かった、という声も聞かれました。

○お寄せいただいた要望に全て応えることはできませんが、改善すべきところは可能な限り改善を図り、次年度はさらにより良いものにしていき、新たな石手川ダムのファンを獲得したいと思います。

 

 

3.「森と湖に親しむ旬間クロッケー大会」を開催(肱川水系 野村ダム管理所)

 

○「森と湖に親しむ旬間クロッケー大会」が、7月26日()に宇和島市の丸山公園で開催されました。※「クロッケー」とはイギリス発祥の球技で、日本のゲートボールの原型となったスポーツです。

○この大会は、森林やダム等の重要性について理解を深めていただくことを目的として、国交省と農水省で定めている「森と湖に親しむ旬間」(毎年7月21〜31日)における取り組みの一環として、平成16年度より開催しているものです。

○野村ダムの水資源に関係する3市(西予市、宇和島市、八幡浜市)の老人クラブの方が一同に会して健康増進と親睦を深める場となっており、56チーム(約240人)の参加で行われ、野村ダム管理所もチームを組んで参戦しました。

○当日は梅雨も明け、夏本番の日差しで野村ダムチームは暑さにバテてしまいましたが、老人クラブの方々は、暑さを感じさせないほど元気一杯にプレーしていました。

○試合は14ブロック(各4チーム)のリーグ戦で予選を行い、各ブロックの勝者による決勝トーナメントを行うもので、野村ダムチームも猛練習をして挑みましたが、暑さに勝てず、試合にも勝てず、1勝もできないまま予選敗退しました。何事も日々の積み重ねは大切だと痛感させられました。

○今後も引き続き、ダム水源地と受益地住民との交流を支援し、地域と連携したダム管理に努めてまいります。

 

 

4.「水生生物調査」を実施(肱川水系 野村ダム管理所)

 

○「森と湖に親しむ旬間」の取り組みの一つとして、「水生生物調査」を7月25日()にダム湖の流入口の河川(西予市宇和町明間)で実施しました。

○この調査は川に棲む生物を採集して、その生物の生息環境から川のきれいさを調べるもので、今年で31回目となります。

○西予市内の小学生や保護者27人と、生物確認のためのアドバイザーとして野村ダムで魚類調査を行っているコンサルタントにご協力いただき、川底の魚や石に付着した生物を採集しました。

○生物を採集した児童らは、アドバイザーに熱心に質問しながら、生物の確認を行っていました。また、児童たちからは「楽しい」といった声も聞こえたり、再び川に入って採集を始める児童、全身ずぶ濡れで採集を行う児童もいたりして、楽しそうに調査を進めている様子でした。

○確認された生物は、水質階級2(4段階)の「ややきれいな水」の指標となるスジエビ、シロタニカワカゲロウやキイロカワカゲロウが多く、この他に同じ水質階級のヒゲナガカワトビケラ、カワニナ等が確認されました。

○今回楽しみながら調査を行ったことで、河川の水質に興味を持ち、今回自分たちが調べた生物が将来も生息していられるきれいな川であり続けるように、日々の心掛けを行うきっかけになったのではないかと思います。

○本調査は、今後も引き続き「森と湖に親しむ旬間」のイベントとして、次の世代を担う子供たちに、河川環境への関心を持ってもらえるよう実施していきます。

 

 

5.「野村ダム見学会」を開催(肱川水系 野村ダム管理所)

 

○「森と湖に親しむ旬間」における取り組みの一環として、「ダム見学会」を7月26日(水)〜27日()の2日間、両日の午前午後の計4回開催しました。

○野村ダムでは、申し込みがあれば随時「ダム見学会」を開催していますが、この期間は「森と湖に親しむ旬間」のイベントの一つとして、一般の方々に野村ダムの役割や重要性について理解を深めていただくことを目的に開催しているものです。

○はじめに、庁舎ロビーで野村ダム建設の経緯、役割や機能を説明した後、ダム内部に入りコンジットゲート室→ジェットフローゲート室、そこから外に出てジェットフローゲート放流→ダム天端の順に案内し、戻ってきた庁舎前で、ダムと下流河川の手作り模型を使ってダムの持つ洪水調節効果を説明し、最後にダム操作室を見学する流れで行いました。

○ダム内部からみるゲートや間近で見上げる堤体の迫力、分かりやすい模型の説明に興味を持たれる方が多くいました。また、見学記念に随所で写真撮影をされる方もいました。

○今年は全4回で55名の来場があり、皆さん満足されている様子でした。昨年は42名でしたので、ダムに興味を持たれている方も増加傾向にあるものと感じています。

○ダム見学会は、楽しみながらダムへの理解を深めていただく良い機会だと思っています。ダムが担う役割や地域に与える恩恵を、より多くの方々に少しでも理解していただけるよう、今後も見学会を続けていきたいと考えています。

 

 

6.「愛媛大学附属高校現地見学会」を実施(重信川水系 松山河川国道事務所)

 

○8月1日(火)に「愛媛大学附属高校現地見学会」を行いました。

○本見学会は愛媛大学附属高校の”2年生夏季高大連携プログラム”の一つに位置付けられ、松山河川国道事務所の所管事業を石手川ダム・事務所庁舎・松山外環状道路・重信川の順に巡回しながら各担当から説明を行いました。

○連日の猛暑が続く中、当日も朝から気温30℃、先ずは渇水調整中の石手川ダムに向かいヒンヤリした監査廊で一時の避暑体験をしつつ、ダムの役割等について説明を行いました。

 また、事務所では庁舎の地震対策(免震構造等)の説明を災害対策室で行い昼食も庁内で済ませました。13時から松山外環状道路空港線に向かい供用前の伊予鉄を跨ぐ高架橋を歩いて見学し、最後の重信川・松原泉では気温も38℃に達し、その中で水質の簡易パックテストを行いました。

○参加した17名の生徒達は、各現場で真剣に説明に聞き入り、積極的な質問や元気な挨拶など礼儀正しい態度に暑さも疲れも忘れさせてくれました。

 

 

 

 

 

 

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